【独自】混乱のシダックスTOB、オイシックスが期限再延長へ フード関連事業めぐり協議継続中のため|TBS NEWS DIG
給食大手のシダックスのTOB=株式公開買い付けを実施している食品宅配のオイシックスが、5日までとしてきたTOBの期限を延長する方針を固めたことがわかりました。
オイシックスは、シダックス株式の33%余りの取得を目指して、当初、先月28日を期限にTOBを実施していました。
しかし、シダックスの取締役会がオイシックス以外の企業から協業の提案を受けていることを理由に、TOBに対する反対意見を表明したことなどから、期限が5日に延長されていました。
シダックス内ではオイシックスとの資本提携を進めたい創業家と、これに反対する取締役会との間で意見が対立する異例の展開となっています。
関係者によりますと、シダックスの創業家と取締役会が対立しているのは、中心事業となっているフード関連子会社の株式の扱いで、取締役会側はオイシックス以外との連携も公平に検討するよう主張していて、依然、双方の協議が続いているということです。
このため、オイシックスは5日までとしているTOBの期限を再び延長する方針を固めました。
シダックス内では創業家と取締役会の双方に「長引かせたくない」という思惑もあり、ギリギリの調整が続けられています。
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