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【防衛省】元女性自衛官への“日常的セクハラ”認め謝罪
元陸上自衛隊の女性が、野営中に性的な身体接触をされるなど、複数の男性隊員から性被害を受けたと訴えた問題で、防衛省は29日、日常的なセクハラがあったことや、元女性隊員が訴えた被害を中隊長が握りつぶしていたことを認め、謝罪しました。これに対し女性は、「私は夢を持って陸上自衛隊に入隊したので…本当に遅いと思う」と声を震わせながら訴えました。
◇
陸上自衛隊に所属していた五ノ井里奈さん(23)は、自らが東日本大震災で被災した際、避難所で入浴支援をしてくれた女性隊員にあこがれ、入隊したといいます。それがわずか2年で退職に追い込まれたのは、卑劣なセクハラがきっかけでした。
五ノ井さんは29日午後、取材に応え、「実名とか顔だしをして自衛隊のことを話すというのは、たくさんの批判が来ていたので傷つきましたけど、やっぱり自分のやられたことは忘れませんし…」と話しました。
今月6日、五ノ井さんは“自分のやられたこと”について、「(男性隊員が)私に首をキメて倒して、そのまま覆(おお)いかぶさって腰を振るっていうことがありました」と証言していました。
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29日、防衛省は五ノ井さんへのセクハラについて、福島県の部隊などで一緒だった約100人の隊員への聞き取り調査の結果を公表しました。
その中で認めたのは、「2020年の秋の警備業務中に隊員が性的な身体接触を行ったこと」「去年6月に演習場で野営をしていた際に、隊員が性的な身体接触を行ったこと」。また、五ノ井さんが退職する決め手となった「去年8月、演習所の宿泊施設で隊員が五ノ井さんを押し倒し性的な身体接触を行い、これを口外しないよう口止めを行ったこと」でした。五ノ井さんから被害を訴えられた中隊長は上官の大隊長に報告せず、事実関係の調査も実施していなかったということです。
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そして29日午後5時過ぎ、五ノ井さんは防衛省と陸上自衛隊の幹部から「大変申し訳ございませんでした」と謝罪を受けました。
記者会見で五ノ井さんは、途中から声を震わせながら、「最初からこのような調査をしていただければ…私は夢を持って陸上自衛隊に入隊したので…今こうやって認められたのは、本当に遅いと思っています」と訴えました。そして幹部に対し、直接、問いただしました。
元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23)
「今、こうやって証言、認めるということは、最初の調査はおろそかだったのではないでしょうか?」
防衛省人事教育局長
「私たちの調査の中で、不十分な点があったのであろうと」
さらに求めたのは、加害隊員による直接の謝罪です。
元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23)
「必ず私の方に直接、謝罪にきて…行くように、言っていただいてもいいですか?」
陸上幕僚監部 人事教育部長
「そのようにできるように、対応してまいりたいと思います」
元陸上自衛官 五ノ井里奈さん(23)
「どこまでがセクハラとか、どこまでがパワハラとか、全隊員に教育したほうがいいと思います」
陸上幕僚監部 人事教育部長
「承知しました」
◇
陸上自衛隊のトップも謝罪しました。
陸上自衛隊トップ 吉田圭秀陸上幕僚長
「誠に申し訳ございませんでした。自分が行っている行為に対する罪悪感、それが、私は欠如していたのではないかと」
防衛省は今後、被害の詳細などを確定させ、速やかに懲戒処分を実施し、公表するとしています。
(2022年9月29日放送「news zero」より)
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