【ゼレンスキー大統領】国連総会でビデオ演説 ロシアへの処罰訴え
ニューヨークで開かれている国連総会で21日、ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ演説を行い、ロシアの戦争犯罪を裁くための特別法廷を設置することを求めました。
ゼレンスキー大統領は、「ロシアはテロ支援国家だ」と強く非難した上で、世界の平和のためにはロシアを罰する必要があると訴えました。
ゼレンスキー大統領「侵略行為が止まり、国際的に認められた国境が回復し戦争による損害と損失が完全に補償されるまで、罰を続けなければならない」
ゼレンスキー大統領は、各国の首脳らに対し、ロシアの戦争犯罪を裁くための特別法廷を設置することや安全保障理事会で、ロシアから拒否権を取り上げることなどを求めました。
また、親ロシア派勢力が、ロシア編入の是非を問う住民投票の実施を発表したことをついては、「ロシアは戦争を求めている」と強く非難しました。
演説が終わると、各国の代表らが一斉に立ち上がり大きな拍手を送るなど、国際社会におけるロシアの孤立が印象づけられました。
22日に開かれる安保理の閣僚級会合には、ロシアのラブロフ外相やアメリカのブリンケン国務長官らがそろって出席する見通しで、応酬が繰り広げられることが予想されます。
(2022年9月22日放送)
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