基礎的財政収支の２０２５年度黒字化目標を維持 政府
政府は財政の健全化を示す国と地方の「基礎的財政収支」を２０２５年度に黒字化する目標について、維持すると明らかにしました。
基礎的財政収支は、政策の経費を国債などの借金ではなく、税収などの財源でどこまでまかなえているかを示す指標です。政府は去年、経済財政運営の方針を示す「骨太の方針」で、新型コロナの影響を踏まえ２５年度としている黒字化の目標年度を再確認するとしていました。
岸田首相
「国と地方を合わせた基礎的財政収支は２０２５年度に黒字化する姿が示される結果となり、現時点で財政健全化の目標年度の変更が求められる状況にはないことが確認された」
岸田総理は１４日の経済財政諮問会議でこのように述べ、２５年度の黒字化目標を維持すると話しました。内閣府の試算によりますと、黒字化について、▼年２％程度の経済成長が続けば「２６年度」と去年の試算より１年前倒ししたほか、▼歳出改革をした場合は「２５年度」の達成も視野に入るとしています。（14日12:29）
