【16億円超は「妥当な水準」】岸田首相が国会で「国葬」説明
岸田首相は国会で、安倍元首相の国葬を行うことの理由などについて説明しました。
岸田首相は国葬を決めた理由について、憲政史上最長の在任期間を挙げるなど、従来の説明を繰り返しました。説明が不十分との指摘については「謙虚に受け止める」と述べました。
立憲民主党・泉代表「今回国葬を強行しようとしている、これが総理、あなたじゃないですか」
岸田首相「行政権の範囲内で内閣府設置法と閣議決定を根拠に決定したわけですが、こうした国の行為について、国民にさらなる義務を課するとか、何か行為を強要するということではない限り、具体的な法律が必要がないという学説に基づいて、政府としても今回の件についてしっかり考えています」
岸田首相はまた、国葬の基準については「その時々、政府が総合的に判断することになる」と述べ、基準を設ける必要はないとの考えを示しました。また、国葬の費用が全体でおよそ16億6000万円にのぼる見通しであることについて、「過去の様々な行事との比較においても妥当な水準だ」と述べました。
一方、野党側がいわゆる統一教会と安倍元首相の関係を追及したのに対し、岸田首相は、「本人が亡くなった今、その関係を十分に把握することは難しい」と述べるにとどめました。
(2022年9月8日放送)
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