国葬めぐり岸田総理出席で閉会中審査 野党側は国葬に至った経緯や法的根拠を追及へ｜TBS NEWS DIG
国会ではきょう、岸田総理出席のもと、衆参両院で安倍元総理の国葬をめぐり閉会中審査が行われます。論戦のポイントについて国会内から報告です。
審議は午後1時から衆議院の議院運営委員会で行われます。野党側は国葬に至った経緯や法的根拠などを追及する方針です。
立憲民主党 安住淳国対委員長
「安倍元総理だけは自民党は盛大に多額の税金を使ってやるということに私は納得感は全くないと思うので、なぜそういうことをするのかということも説明をしてもらう」
野党のトップバッターには立憲民主党の泉代表がたつ予定で、▽政府が国会での議論を飛ばして閣議決定だけで国葬を判断したことは問題だと指摘するほか、▽政府がおととい公表した現時点での国葬の全体の経費16億6000万円について、積算根拠が曖昧でさらに増えるのではないかと追及する構えです。
旧統一教会の問題や国葬への対応が後手に回り、支持率が下落している岸田総理にとっては起死回生のチャンスでもあるわけですが、総理周辺は「これまで述べてきた同じ内容をできるだけ丁寧に説明していくしかない」と述べるなど、成果は見通せない状況です。
こうしたなか、国葬にアメリカからハリス副大統領が参列することが発表されました。
ホワイトハウスによると、25日から29日にかけて日本と韓国を訪れる予定で、バイデン大統領に代わり代表団を率いて国葬に参列します。今回の訪問は、日米同盟を擁護し「自由で開かれたインド太平洋」を推進した安倍元総理のリーダーシップの重要性を強調するものになるとしています。
一方、自民党は旧統一教会との関係について、所属する国会議員からの報告を集計し、きょう夕方にも公表する方針です。
関係者によりますと、会合での挨拶・講演や選挙での支援など関係が濃かった議員は氏名を公表する方向で最終調整しています。
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