【倉庫倒壊】3人巻き込まれる…「築50年以上」前日に“強風”も…原因は？
山口・下関市で7日午後、倉庫が倒壊しました。車7台が下敷きとなり、少なくとも3人が巻き込まれました。なぜ、倒壊したのでしょうか。倉庫を所有する会社の役員によると、倉庫は「築50年以上」だといいます。また、倒壊との因果関係は不明ですが、6日に下関では強風が吹いていました。
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現場では建物の鉄骨がむきだしになっており、建物の原形をとどめないほどに大量の木材や段ボールが散乱していました。そして、そのすぐ真下には、数台の車がありました。
7日午後1時過ぎ、山口・下関市の会社の倉庫が倒壊し、車7台がガレキの下敷きになる事故が起きました。崩落の瞬間を目撃した人は――
崩落の瞬間を目撃した人
「すぐ外に出てみたら、そこが最後、崩れるところですね。すごい砂煙と。下に車がもう…崩れた瞬間は、ずっと(車の)クラクションがなっていたんですね。中から『助けてくれ』と言われてたんじゃないかなと思う」
下敷きになった7台の車のうち3台の車に、それぞれ1人ずつが乗っていて、警察によると、40代の男性と50代の男性2人が救出され、病院に搬送されました。意識はあるということです。
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現場はJR新下関駅から2キロほど離れた、会社や倉庫が密集する“流通団地”と呼ばれる場所です。
事故は、その一角にある「辻豊」という日用品や雑貨などを扱う会社の倉庫兼作業所で起きました。倉庫を所有する辻豊の役員が、事故発生時の状況について語りました。
辻豊 吉冨清志常務
「7台、車が当時あって、そのうち3台に乗っていた」
――どなたが
辻豊 吉冨清志常務
「従業員ですね。休憩中だったんじゃないですか」
「建物の飛び出た部分が壊れていますので、そして下に車があった上に崩壊した部分が落ちましたので…」
崩落前の写真には、倉庫の手前に複数の車が停車している様子が写っていました。そしてこの車の上にある倉庫の一部が崩れ落ち、従業員が下敷きになったということです。
崩落の原因は一体、何だったのでしょうか。
辻豊 吉冨清志常務
「（倉庫は）築50年以上です。“古い建物”ということで、壊れた原因に直接結びついているかもしれませんし、“台風”が通った後なので、それが原因になったのかもしれないですけど…ちょっとわからないです」
崩落との因果関係は不明ですが、台風11号が通過した6日、下関では最大瞬間風速25.1メートルの強い風が吹いていました。
(2022年9月7日放送「news every.」より)
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