繰り返された“悲劇”…送迎バスに30℃超“5時間放置” 熱中症か 静岡・3歳園児死亡(2022年9月6日)

繰り返された“悲劇”…送迎バスに30℃超“5時間放置” 熱中症か 静岡・3歳園児死亡(2022年9月6日)

繰り返された“悲劇”…送迎バスに30℃超“5時間放置” 熱中症か 静岡・3歳園児死亡(2022年9月6日)

 静岡県の認定こども園で5日、3歳の女の子が送迎バスの中で死亡する事件が起きた。30℃を超える暑さのなか、5時間放置。熱中症とみられている。

■去年も福岡で…熱中症で失われた“幼い命”

 「バスの中で意識のない子どもがいます」と、消防に通報が入ったのは、5日午後2時15分ごろのことだった。

 認定こども園の送迎バスの車内で3歳の女の子が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。

 亡くなったのは、この園に通う3歳の女の子・河本千奈ちゃん。熱中症とみられている。

 バスが園に到着したのが、午前8時50分ごろ。送りの準備でバスを出そうとした午後2時すぎに、バスの中で倒れているところを発見されたという。

 5日の牧之原市の最高気温は30.5℃。この暑さのなか、5時間以上に渡って、放置されていたことになる。

 去年7月、福岡県中間市でも、同様の事件が起こった。

 当時5歳の男の子が、およそ9時間に渡って保育園のバスに置き去りにされ、熱中症で幼い命が失われた。

■“降車時確認”怠り…繰り返された悲劇

 こうした事件を受け、厚労省や文科省などから、全国の保育園や幼稚園などへ向け、こんな通達があった。

 全国の保育園・幼稚園などに通達:「子どもの乗車時、及び降車時に座席や人数の確認を実施し、その内容を職員間で共有すること」

 それでも、悲劇は繰り返されてしまった。静岡県によると、園児を乗せる時には、人数などを確認したが、降ろす時には確認を怠ったということが分かっている。

 子どもを園に通わせている女性:「やっぱり信用して預けているので。自分の子どもが、もしそうなっていたらということを考えると、つらいとしか言えない」

 そして、取材陣の前に現れたこども園の職員は、次のように話した。

 認定こども園「川崎幼稚園」・増田太朗事務長:「(Q.規制線が張られるようなことになったが?)大変、申し訳なく思っております」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年9月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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