ジョコビッチ選手 先月セルビア滞在中コロナ陽性でも取材受ける
新型コロナのワクチン接種を受けていないとして、今月初め、オーストラリア入国を一時拒否されたテニスのジョコビッチ選手は先月、母国セルビア滞在中に陽性が確認された後、インタビューを受けていたことを明かし、不適切だったと認めました。
これはジョコビッチ氏が声明で明らかにしたもので、セルビア滞在中の先月１４日、会場で多くの感染者が出たスポーツ競技を観戦したことから、その２日後にＰＣＲ検査と抗原検査を受けました。
陰性だったため次の日のテニスのイベントに出席していましたが、この後に陽性が判明。しかし、定められた隔離措置をとらず、１８日には予定されていたスポーツ専門紙１社の取材を受けたということで「誤った判断だった」と認めています。
その後、ジョコビッチ氏は全豪オープン出場のため今月５日にメルボルン空港に到着。その際、直近１４日間に渡航した国はないと書類に記載していたものの、この期間にはセルビアとスペインで活動していたことが報じられ、虚偽の申告ではないかと指摘されましたが、これについては「代理人のミスで故意ではない」と釈明しています。
ビザ取り消し処分が裁判所で無効と判断され、オーストラリア入国を果たしたジョコビッチ氏は来週開幕の全豪オープンへの意欲を見せていますが、問題が次々と明るみに出る中で先行きは不透明です。（13日04:58）
