全国知事会が提言 地域の医療体制などに応じ『感染者らの療養・隔離期間』短縮を要望(2022年1月12日)

全国知事会が提言 地域の医療体制などに応じ『感染者らの療養・隔離期間』短縮を要望(2022年1月12日)

全国知事会が提言 地域の医療体制などに応じ『感染者らの療養・隔離期間』短縮を要望(2022年1月12日)

「オミクロン株」の感染が急拡大していることを受けて、全国知事会が国に緊急提言を行いました。

 大阪府では1月12日、新たに1711人の新型コロナウイルス感染が確認されました。1000人を超えるのは去年9月15日に1160人となって以来、約4か月ぶりです。また、基礎疾患のある男性(80代)1人が死亡しました。男性はオミクロン株の疑いがあり、府はゲノム解析を進めています。

 大阪府の1月12日時点での入院者数は622人にのぼり、軽症・中等症の病床運用率は27.6%、重症者は6人で重症病床の運用率は2.9%となっています。

 また、和歌山県では1月12日、過去最多の93人の感染などが確認されました。

 1月12日の午後、「オミクロン株」の感染急拡大を受けて全国知事会が開かれました。

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「濃厚接触者の14日間の待機期間ということは、オミクロン株の潜伏期間に合わせた3日程度とも言われています。これに合わせた期間の科学的な根拠に基づく短縮をお願いいたします」

 沖縄県などでは、医療従事者などが濃厚接触者となり欠勤が相次いでいることから、全国知事会では国への緊急提言として、原則14日間とされている感染者や濃厚接触者の療養・隔離期間について、地域の感染状況や医療体制に応じて短縮できるようにすることなどを求めています。

 これについて後藤茂之厚生労働大臣は1月12日、次のように述べました。

 (後藤茂之厚労相)
 「(医療従事者の)濃厚接触者は毎日検査を行うということで、医療提供に従事できるということを改めて確認し、そのことについても再周知をしている」

 医療従事者の濃厚接触者について、毎日抗原検査を行って陰性証明ができれば勤務ができることを改めて説明しました。

 また、政府は感染防止に向けて、3回目のワクチン接種を加速させるため自衛隊が運営する大規模接種会場を再開させる方針ですが、防衛省は1月12日に大阪府で前回使用した国際会議場は講演などの予定が続くため使用は難しいとして、別の場所を確保できるよう大阪府と協議していることを明らかにしました。

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