【“五輪疑惑”めぐり】スポンサー選定の経緯を重点的に捜査 特捜部
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の元理事の会社が、スポンサー企業側から多額の資金を受け取っていたとされる事件で、東京地検特捜部が、スポンサー選定の経緯を重点的に捜査していることが新たにわかりました。
関係者によりますと、組織委員会の高橋治之元理事の会社は、大会スポンサーだった紳士服大手「AOKIホールディングス」側とコンサルティング契約を結び、4500万円あまりを受け取っていたとされています。
その後の取材で、特捜部が「AOKI」がスポンサーとして選ばれた経緯について、重点的に捜査を進めていることが新たにわかりました。
特捜部は、スポンサー選定の過程で高橋元理事が「AOKI」側から依頼を受け、組織委などに働きかけをしていなかったか、捜査を進めています。
一方、高橋元理事は特捜部の任意の事情聴取に対し、「スポンサーになりたい企業が見つからない中で『AOKI』が決定した」という趣旨の説明をし、働きかけを否定したということです。
特捜部は、資金提供の全容解明を進めています。
(2022年7月29日放送「ストレイトニュース」より)
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