【解説】天気急変もたらす危険な「積乱雲」 “発生の前兆”3つのポイントは

【解説】天気急変もたらす危険な「積乱雲」 “発生の前兆”3つのポイントは

【解説】天気急変もたらす危険な「積乱雲」 “発生の前兆”3つのポイントは

28日、関東北部では積乱雲が発達して雷雲となり、埼玉県では各地で、100ミリ以上の恐怖を感じるような猛烈な雨が降りました。積乱雲の前兆はどのように知ればいいのか。気象予報士によると、危険な積乱雲の発生には、3つのポイントがあるそうです。

   ◇
■埼玉では「恐怖感じるような」猛烈な雨
有働由美子キャスター
「28日の雷雨…本当に急でしたよね」

村上なつみ気象予報士
「28日はお昼過ぎから関東北部で雷雲が発生しましたが、発達しながらゆっくりと南下し、『記録的短時間大雨情報』が出された埼玉県には、夕方から夜にかけて発達した雨雲がかかり続けました。そして、寄居町付近では約120ミリ、深谷市付近では約110ミリと、埼玉県の各地で100ミリを超える、恐怖を感じるような猛烈な雨が降ったんです」
■29日の関東甲信 晴れても油断NG
有働
「これ、29日はどうなりますか?」

村上
「実は29日も、全国的に発雷の可能性があります。特に関東甲信地方では広い地域で70%以上の発雷確率があり、晴れていても油断はできません。注意が必要なのが、天気の急変をもたらす一番危険な『積乱雲』です。28日の雲の様子をみてみますと、正午ごろは、ほとんど雲は無かったんですが、午後になると一気に積乱雲が発達して関東地方を覆いました。強い日差しで地上付近の気温があがる夏の間は、積乱雲が発達しやすい状況が続きますので注意しましょう」

有働
「夏の間ずっと…。暑さばかりに関心が行きがちですけれども、今後も気をつけないといけないですね」

廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー)
「はい、本当に気をつけたいと思います。例えばこれから夏休みになりますけど、『行き先で降らないから大丈夫』とかではなくて、川の上流とか山とか、周辺の天気も含めてちゃんと確認したいなと思いましたね」
■積乱雲には前兆 3つのポイント
有働
「積乱雲、どういう点に気をつけたらいいですか?」

村上
「実は自分でも確認する方法がありまして、積乱雲の発生には前兆があります。例えば、急にまわりが暗くなったり、冷たい風が吹いてきたり、遠くで雷が鳴っていたりと、このような場合は、晴れていても積乱雲が近づいている証拠ですので、頑丈な建物に避難するなどしてください」

有働
「どこで起きてもおかしくないということですので、十分気をつけてください」
(2022年7月28日放送「news zero」より)

#積乱雲 #天気 #日テレ #ニュース

◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/IngBALM
Instagram https://ift.tt/2rR6jzs
TikTok https://ift.tt/A6mgL0I
Twitter https://twitter.com/news24ntv

◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp

日テレNEWSカテゴリの最新記事