【安倍元首相銃撃】“統一教会”に多額献金の母親「心配する様子もない」 “関係”問われた議員らは…
安倍元首相が銃撃され亡くなった事件から、29日で3週間になります。逮捕された男の母親は今、何を思うのか。男の伯父が取材に応じました。一方、霊感商法などが社会問題化した教団との関わりを巡り、連日、永田町は揺れています。
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安倍元首相の銃撃事件発生から、29日で3週間になります。その前日の28日、事件現場で一斉に手を合わせたのは、全国各地の知事たちです。奈良市で開かれた全国知事会を前に足を運び、安倍元首相の死を悼みました。
山上徹也容疑者は「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”に恨みを募らせ、犯行に及んだとみられています。教団に所属し、総額1億円にのぼる献金をしていたという母親は事件後、山上容疑者の伯父の家に身を寄せていますが、現在の様子を伯父が明かしました。
山上容疑者の伯父
「徹也(山上容疑者)については、何も話していない。心配する様子もない。差し入れする様子もない」
母親には息子を気にかける様子はないといいます。これまでに2度訪ねてきたという検事の事情聴取では、次のやりとりがありました。
検事
「事件についてどう思いますか?」
母親
「統一教会に申し訳ない」
母親が事件について発したのは、この一言だけだったといいます。
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かつて、霊感商法などが社会問題化した教団との関わりを巡り、連日、永田町は揺れています。
――一言、よろしいですか?
自民党 逢沢一郎議員
「えっ!?」
記者の問いかけに立ち止まったのは、自民党の逢沢一郎議員です。
――“統一教会”の関連団体だったという認識は?
自民党 逢沢一郎議員
「いつのこと?」
――2018年?
自民党 逢沢一郎議員
「18年…。えーっとね…」
逢沢議員は4年前の2018年、当時、西日本豪雨で被災した岡山で行われた教団の友好団体のイベントに参加し、祝辞を述べていました。
自民党 逢沢一郎議員(2018年)
「(韓鶴子氏)総裁より、本当に高額な多額な心のこもったご奉仕を頂きましたこと、ご寄付をいただきましたことを、私からも心から厚く感謝御礼を申し上げます。誠にありがとうございました」
逢沢議員は28日、次のように説明しました。
自民党 逢沢一郎議員
「2018年…。えーっとね…。確か、何か復興支援をしようと、そういう趣旨の会だったと記憶をしていますが。まぁまぁ、そこに出ていたということですね。復興ですからね。復興に関することだということだから、参りましたけども。まぁ経緯としては、そういうことですね。3、4年前のことですからね。十分記憶はしておりませんが」
逢沢議員はそのまま立ち去ろうとしましたが――
――教団の関連団体のイベントに出ることに問題は?
自民党 逢沢一郎議員
「それは再考しなければいけませんよね。どういう場所が出席するに適当か、ふさわしいか。そういうことをよく状況を踏まえて考えるということは、当然のことですね」
――今後も(教団と)お付き合いをされていく?
自民党 逢沢一郎議員
「…」
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教団との関係を問われた政治家は他にもいます。28日の会見で、報道陣から「磯崎副長官が2021年8月7日に、いわゆる「統一教会」の関連団体が主催したイベントに参加されたという報道がありますが」と問われたのは、現・内閣官房副長官の磯崎仁彦氏です。
磯崎氏も教団の関連団体のイベントに参加していました。昨年、当時デジタル担当相だった自民党の平井卓也議員、三宅伸吾議員と共に出席していました。
既に3人の事務所はいずれも参加した事実は認めていますが、報道後、初めてカメラの前で問われた磯崎氏は、会見では説明しませんでした。
現・内閣官房副長官 磯崎仁彦氏
「ご指摘の行事につきましては、私個人の政治活動に関わる事でありますので、今この会見の場でお話しする事は、差し控えさせていただきたいと思います。議員会館の事務所を通じてお尋ねいただければ、真摯(しんし)に対応させていただきます」
野党は今後、教団と政治家の関係について、国会で追及していく考えです。
(2022年7月28日放送「news every.」より)
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