子どもは“他の疾病との合併症”を引き起こす危険性 子ども専用コロナ病棟は危機感(2022年7月22日)
新型コロナウイルスの感染者が急増する中、神戸市のポートアイランドにある「兵庫県立こども病院」は子どもたちへの感染の広がりに危機感を募らせます。
兵庫県内で唯一の子ども専用のコロナ病棟では、7月21日時点で、11あるベッドのうち8つが埋まり、生後1か月~14歳の子どもたちが入院しています。
(感染管理認定看護師 新谷茜さん)
「(Q入院している子どもの状況は?)入院患者に限らず、救急外来もかなりひっ迫しています。1日3人程度だったんですけど、21日は13人使われていました。1日中、感染室を使用して診察するような状況になっています。(Q生後1か月の子どもから?)軽症だといっても、ベッドに寝ていただいたらいいというわけでなく、衣食住に関してすべてケアが必要ですので」
この現状に、こども病院の小阪嘉之副院長は次のように話します。
(兵庫県立こども病院 小阪嘉之副院長)
「本当に一言でいうと爆発的に増加しています。特にこの前の3連休を契機にそこからぐっと増えてきている印象です」
副院長は、子どもの年齢が下がれば他の疾病との合併症を引き起こす危険性があると指摘します。
(兵庫県立こども病院 小阪嘉之副院長)
「特に小さいお子さんは今、RSウイルスも流行ってきているんですね。赤ちゃんにとったら呼吸障害を伴うので、それも重なっていまして、夏風邪も流行ってくると思いますので、本当にたくさんの感染症が重なってくると思います。(Q暑さも厳しくなる中、子どもが気をつけることは?)熱中症対策も合わせながらですよね。夏休みに入りますので、感染の場所が学校ではなく家庭に移っていくと思いますので、お父さんお母さんの体調の管理も大事かなと」
両親・祖父母と過ごす機会が増える夏休み。家族全員で子どもの感染に対する一層の注意が必要です。
▼MBS NEWS HP
https://ift.tt/b6PxhAl
▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1
#MBSニュース #毎日放送 #兵庫県立こども病院 #新型コロナウイルス #子ども #コロナ病棟 #RSウイルス
コメントを書く