【プーチン大統領】イランとトルコの大統領と相次ぎ会談 緊密な関係アピール
ロシアのプーチン大統領は19日、イランの首都・テヘランを訪問して、ライシ大統領、トルコのエルドアン大統領と相次いで会談し、西側に対して、両国との緊密な関係をアピールしました。
プーチン大統領が旧ソ連圏以外の国を訪問するのはウクライナ侵攻後初めてです。
イランのライシ大統領との会談では、安全保障面での関係強化を確認したほか、両国とトルコが関わるシリア内戦の解決に向けた努力をアピールしました。
プーチン大統領「我々は国際安全保障問題に関する2か国間協力を強化し、シリア内戦の解決に大きく貢献している」
続くトルコのエルドアン大統領との会談では、ウクライナからの穀物輸出問題の最終合意に向けた確認をしました。席上、プーチン大統領は、「すべての問題が解決されたわけではない」との認識を示しましたが、「前進した」と、トルコと国連が仲介する枠組みを評価しました。
プーチン大統領の今回の訪問には、両国との緊密な関係をアピールし、欧米をけん制する狙いがあるものとみられます。
こうした中、ウクライナでは東部のドネツク州を中心にロシア軍による攻撃が続いていて、キリレンコ知事によりますと、クラマトルシクで19日、住宅がミサイル攻撃を受け、これまでに1人が死亡しています。
(2022年7月20日放送)
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