【安倍元首相銃撃】約90m先の壁に“金属片”めり込む 銃弾か
安倍元総理大臣が銃で撃たれ死亡した事件で、現場からおよそ90メートル離れた建物の壁に、銃弾とみられる金属片がめり込んでいたことが分かりました。
警察は、13日午前5時ごろから50人態勢で大規模な現場検証を行いました。その結果、現場からおよそ90メートル離れた立体駐車場の壁3か所に、銃弾が当たったような跡が見つかりました。地上から4メートル、5メートル、8メートルの場所で、警察は、めり込んでいた弾丸とみられる金属片を回収しました。
山上容疑者の銃は、相当の威力があったものとみられます。
一方、山上容疑者は、母親が宗教団体に多額の寄付をするなかで、「祖父の持っていた土地を勝手に売り払い団体につぎ込んだ」と話していることが捜査関係者への取材で分かりました。この団体は旧統一教会だと分かっていて、登記簿によりますと、母親は、入信したとみられる1998年に相続した奈良市内2か所の宅地を翌年6月までに売却し、その後、2002年に破産しています。
取材に応じた山上容疑者の親族の関係者は、「山上容疑者の父親の死が、母親が宗教団体に入信したきっかけではないか」と話しました。
警察は、山上容疑者の宗教団体への恨みが背景にあるとみて追及しています。
(2022年7月14日放送)
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