「事故は予見でき注意義務を怠った」東電の旧経営陣に13兆円あまりの賠償命令 福島第一原発事故｜TBS NEWS DIG
東電の旧経営陣4人に13兆円あまりの賠償が命じられました。この裁判は、福島第一原発の事故について、東電の個人株主らが勝俣恒久元会長ら旧経営陣に対し、「事故を予見でき対策を講じるべきだったのに怠った」などとして、東電の負担となる廃炉の費用など22兆円を会社に賠償するよう求めたものです。
きょうの判決で、東京地裁は「旧経営陣は原子力事業者および取締役として、安全意識や責任感が根本的に欠如していたものといわざるを得ない」と厳しく指摘。「事故は予見でき、注意義務を怠った」と判断し、旧経営陣のうち4人に13兆円あまりの賠償を命じました。
原告側弁護士
「福島の事故によって苦しい生活に追い詰められたたくさんの住民のみなさんに心から喜んでもらえる判決になったと思います」
原発事故で経営陣個人の賠償責任が認められる判決は初めてで、13兆円は日本の裁判で過去最高額の賠償命令となります。
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