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「毎日、手を合わせている」茨城・ひたちなか乳児虐待死 JNN記者の面会で父親が語った後悔|TBS NEWS DIG
産まれたばかりの赤ちゃんをぎこちない様子で抱きかかえる被告の男。
「慣れていなかったから気をつけながら抱きかかえた。嬉しいし、かわいかった」
茨城県ひたちなか市で、生後1か月の長女・舞香ちゃんに複数回の暴行を加え死亡させた傷害致死などの罪に問われている小沼勝被告(30)です。
“かわいかった”はずの娘の命を、なぜ奪ってしまったのでしょうか?
小沼被告は、初公判を前に複数回にわたり、拘置所でJNNの記者の面会に応じました。
小沼被告
「腹を殴った」
記者
「どうして?」
小沼被告
「簡単に言うとストレス。舞香の泣き声で疲れていた。3時間ごとに夜泣きで起こされ、ストレスが溜まった」
起訴内容について大筋で認めると話しましたが、起訴内容にある、ふすまやドアに叩きつける行為はしていないとして、一部については争うということです。
泣き止まない舞香ちゃんのお腹を何度も殴ったという小沼被告。
記者
「腹を殴ったら泣き止むと考えた?」
小沼被告
「あんま考えてなくて。ストレスが爆発して、なにがなんだかわからなくなって殴ってしまった」
面会を重ねるうちに、小沼被告は自身の生い立ちについても話すようになりました。
小沼被告
「小学生の頃から義理の父親に毎日のように暴力を振るわれた。裸にさせられて、父親の思い通りにならないとパーンと殴られた。舞香が生まれたとき、父親のように暴力を振るいたくない気持ちはあった。俺みたいになってほしくなかった」
終始、淡々と話す小沼被告。一方、舞香ちゃんへの想いをきくと言葉を詰まらせました。
小沼被告
「毎日、悪かったと手を合わせている。舞香が夢に出てきます。幸せそうな顔をしています」
産まれたばかりの舞香ちゃんを抱きかかえる写真を今も持っているといいます。しかし、自分の犯した罪にどう向き合うのか尋ねると、10秒ほど黙った後…
小沼被告
「罪をどう償えば良いのか、自分でもまだわかんないです」
小沼被告の裁判員裁判はあす午前に水戸地裁で開かれ、今月28日に判決が言い渡される予定です。
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