石川・能登地方震度6弱に続き震度5強去年から地震160回で住民に不安

石川・能登地方震度6弱に続き震度5強去年から地震160回で住民に不安｜TBS NEWS DIG

きょう再び、石川県能登地方を強い揺れが襲い、住民の不安が高まっています。

きのう、震度6弱を観測した珠洲市で午前10時31分ごろ、震度5強を観測。珠洲市の観光名所、見附島では島の一部が崩れ落ち、白い砂煙が…珠洲市の特産品「七輪」を焼く窯は崩れていました。

丸和工業玉置仁一代表
「大変なことになったのでがっかりしています」

被害状況が明らかになってきました。

記者
「こちらの神社では、鳥居が大きく崩壊しています。さらに奥を見ると手すりがぺちゃんこに潰されていて、かなり強い衝撃があったと思われます」
「石川県珠洲市の小学校です。こちら地震の影響で数メートルにわたってグラウンドが割れてしまったということです」

石川県珠洲市で相次ぐ被害。きのう、珠洲市では震度6弱を観測、きょう午前10時31分ごろには震度5強の強い地震が再び奥能登を襲いました。

記者
「揺れ揺れ、危ない、頭覆って…」

いずれも、地震による津波はありませんでした。

県内ではこれまでに80代の女性が手首の骨を折るなど、珠洲市と能登町で合わせて7人がけがをしています。

珠洲市民
「とにかくどこか物陰に隠れたいというか、机の下にでも入りたい。よわったなと」

記者
「珠洲ビーチホテルです。こちらのホテルでは昨日の地震でガラスが2枚割れたということです」

珠洲市内ではホテルの窓ガラスが割れたほか、特産品の七輪を焼く窯が崩れるなど被害が相次ぎました。

丸和工業玉置仁一代表
「この中に焼いた製品が入っていた。きょう窯出しして仕上げて出荷しようかなと思っていたが、大変なことになったのでがっかり」

珠洲市によりますと、市内10か所に開設した避難所には今のところ避難している人はいないということですが、住宅では屋根瓦が大きく崩れたり、蔵の壁がはがれるなどの被害があり、住民らが片付けに追われています。

珠洲市民
「なるべく早くしてほしい。これから梅雨だから、雨が降るとこういうのはいっぺんにもろいから」

珠洲市周辺を震源とする地震は去年の1月以降、きょう午前までに震度1以上の地震が160回発生しています。

気象庁は今後1週間程度は震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。

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