「サル痘」濃厚接触者に「天然痘ワクチン」を投与 国内でも研究開始|TBS NEWS DIG
欧米などで報告が相次ぐ「サル痘」の感染者が日本国内で確認された場合に備え、臨床研究として、天然痘のワクチンを濃厚接触者に投与する方針が決まりました。
「サル痘」は主にアフリカなどでみられる感染症で、日本国内では、まだ、感染者は確認されていませんが、5月以降、欧米を中心に感染者が相次いでいます。
厚労省によりますと、今後、国内でサル痘の感染者が確認された場合には、感染者の濃厚接触者を特定したうえで臨床研究として、発症を抑える効果があるとされている天然痘のワクチンを投与し効果を調べる方針が決まりました。
天然痘ワクチンの投与による臨床研究は、東京都の国立国際医療研究センター病院で行われるということです。
濃厚接触者として天然痘ワクチンの接種対象に想定されているのは、サル痘の感染者に接してから14日以内の人で、感染者と接してから21日後までの発症の有無や安全性などを調べることにしています。
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