【初公判】“女性の遺体の胸触るため”葬儀場に不法侵入 遺族は…
女性の遺体へのわいせつ目的で、葬儀場に侵入したなどとして逮捕・起訴されていた男の初公判が行われました。男は動機について、「最初は性的欲求で始めたが、最近は（スマートフォンで）撮ることをスリルとして味わっていた」と述べました。
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10代の娘を失った上に、葬儀場での衝撃的な出来事を知らされた母親は、複雑な心境を語りました。
娘（10代）を亡くした遺族
「想像すると本当…なんていうか、言葉にできない気持ちがあふれてしまって…」
20日に行われた裁判で、葬儀場の元職員・篠塚貴彦被告（42）は法廷で、「亡くなった女性の体を触ってみたいと思いました」と述べました。
篠塚被告は2021から2022年にかけ、当時勤務していた葬儀場に安置されていた女性の遺体の胸などを触る目的で、不法に侵入した罪などに問われています。
妻と子ども2人と暮らしていた篠塚被告。3年ほど前から、遺体を触ったり、その様子をスマートフォンで撮影したりしていたといいます。
篠塚被告は、「どうしてもその時は、触りたいという気持ちが抑えられなかった。最初は性的欲求で始めたが、最近は撮ることをスリルとして味わっていた」と話しました。
検察側は、「亡くなった方の尊厳を冒とくした」などとして懲役2年6か月を求刑しました。
娘の遺影を持って裁判所を訪れた母親は――
娘（10代）を亡くした遺族
「この子にそんなことしたあとに、どういう気持ちで私に毎日（葬儀場で）会ってたんだって聞きたくて。でも（裁判中）こっちを絶対見ようとしませんでしたね」
篠塚被告が働いていた葬儀場は、「心より深くおわび申し上げます。ご遺族に寄り添い、誠心誠意、対応していく所存です」とコメントしています。
判決は2月3日に言い渡される予定です。
（2023年1月20日放送「news every.」より）
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