義務化されたマイクロチップを無免許でペットに装着 ブリーダーの男逮捕｜TBS NEWS DIG
今月からペットショップで販売される犬などにマイクロチップの装着が義務化されましたが、これを証明する書類を偽造して検疫所に提出したとして大阪のブリーダーの男が逮捕されました。
偽造有印私文書行使の疑いで逮捕されたのは大阪府泉佐野市のブリーダー、井原渉容疑者（50）です。
警察によりますと、井原容疑者は去年6月、柴犬2匹をブルガリアへ輸出する際に、マイクロチップの装着などを証明する書類を動物病院が作成したように偽り、動物検疫所に提出した疑いがもたれています。
マイクロチップは今月1日からペットショップなどで販売される犬や猫への装着が義務化されていて、専用の注射針を使って埋め込まれます。チップに登録された識別番号には飼い主の名前や住所がひも付けられていて、迷子対策や飼育放棄を予防する目的です。
また、動物を輸出する際、海外の多くの国がマイクロチップの装着を求めていて、検疫所に証明書の提出が必要ですが、装着できるのは獣医師などに限られています。
フレックス動物病院 會田裕子院長
「（獣医師など以外だと）感染症のリスクがあるというのと、ちゃんとした所に挿入しないと、筋肉や神経に損傷を起こす可能性はあると思う」
獣医師にマイクロチップの装着などを依頼した場合、1万5000円ほどかかるといいますが、井原容疑者は容疑を認めていて、「経費負担を軽くするために自分でマイクロチップを装着した」と供述しているということです。
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