“脱走”ドーベルマン“窃盗”だった・・・捜索参加の女 逮捕前に直撃 飼育環境「説教」(2022年5月20日)
千葉県で行方が分からなくなっていた2頭のドーベルマンを巡って急展開です。当初、2頭は逃走していたとみられていましたが、盗まれていたことが分かりました。逮捕された女らの正体は・・・。
■“脱走騒動”逮捕前に・・・容疑者直撃
岡島愛容疑者(29):「すごい愛護精神が強くて、捜し出してという熱意があったわけではなくて。友人と旦那と一緒に・・・」
テレビ朝日のインタビューに答えるのは、19日に住居侵入と窃盗の容疑で逮捕された無職・岡島愛容疑者(29)。盗んだのは、大型の犬種・ドーベルマンでした。
被害者は、千葉県木更津市に住む男性(79)です。
そもそもの発端は先月22日、男性宅から4頭のドーベルマンが脱走。周囲には小学校があり、警察は住民に対し、注意喚起を呼び掛けていました。
岡島容疑者はその際、ボランティアとして捜索に参加。逃げたドーベルマンを保護し、飼い主に引き渡していました。
岡島容疑者:「主人がおいでって言ったら、母犬のほうが来てくれて。それに付いて、子犬たちが来てくれた。その時、飼い主さんが来てくれた。母犬だけ連れて、おうちに戻っちゃって。子犬たちは、私と旦那と友人で搬送をおうちまでした」
しかし、11日、再び男性からドーベルマンの親子2頭がいなくなったと、警察に通報がありました。
わずか1カ月の間に、2度も逃げてしまったのか。当時の近隣住民は、次のように話します。
近隣住民:「怖いですね、怖いですよ」「飼い主さん、もうちょっと管理をしっかりして頂きたい」
ところが19日、事態は一転。2度目の「脱走」ではなく、今回は「窃盗」だったという事実に、住民たちは次のように話します。
近隣住民:「盗んだのは、良くないかもしれないけど、うろうろして餓死したり、車にひかれたりするよりは、犬にとっては良かったかもしれない」
ただ飼い主の男性は、当時から脱走を否定。「犬は盗まれた」と説明していていました。
男性は、ドーベルマンがいなくなった時の状況について、「“エサを一緒に買いに行ってほしい”と頼まれた」「どこにでも売っていると言ったが、遠くの店まで連れ出された」「1時間後、帰ってきたら、犬がいなかった」と話していて、警察も捜査に乗り出していました。
■容疑者 飼育環境を飼い主に“説教”
警察は19日、住居侵入と窃盗の容疑で、岡島容疑者のほか、高橋里衣容疑者(29)、佐藤徳壽容疑者(51)の合わせて3人を逮捕しました。
自身もドーベルマンを飼い、動物愛護団体に所属している岡島容疑者は、こう語っていました。
岡島容疑者:「飼育環境を確認して、この状態はひどすぎるっていうのと。当時いた警察官の方にも、(飼育環境を)改善しないとダメですよと、かなり強く言った。説教というか、めっちゃ怒った感じで」
岡島容疑者のものとみられるツイッターには、今回のドーベルマンについて、触れているような投稿もありました。
岡島容疑者のものとみられるツイッター:「まだまだ残っている子がいますが、時間がかかっても、順々に保護していけるように頑張ります」「やっと、飼い主の変人具合が公になって助かります。私、疑われてて笑っちゃった」
17日、岡島容疑者とみられるアカウントとメッセージでやりとりしたという男性。「2頭のドーベルマンを捜索したい」と伝えると、こう返信があったといいます。
「木更津市内にいる可能性は低いと思われます。山の奥深くにいるんじゃないかと考えています」
男性は、岡島容疑者らの逮捕に驚きを隠せません。
ドーベルマンを一緒に捜索しようとした男性:「ものすごくビックリしましたよね、報道で。本当にうそつきだなと思いましたし。ごまかそうとして言ったのかなと感じます」
岡島容疑者はインタビュー当時、すでにドーベルマン2頭を盗んでいたとみられます。
岡島容疑者:「(Q.(行方不明の)ニュースを聞いても、やっぱりって感じ?)やっぱりなって感じだったし、もしまた行って見つけても、また飼い主に戻すんでしょって思うと、今回は(捜索は)いいかなって。それこそ、警察が本当にこれっきりで、飼い主から引き離してくれて、保護しますよという方向性でやっていきましょうという姿勢だったら、捜しに行こうかなと思うんですけど。また見つかって(警察が)飼い主に返しますよと、ウダウダするんだったら、ちょっとなって」
盗まれた2頭のうち、母犬は埼玉県越谷市で、子犬は草加市内でそれぞれ保護され、健康状態に問題はないということです。
(「グッド!モーニング」2022年5月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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