日中防衛相テレビ会談 岸大臣が海洋進出に懸念伝える
岸防衛大臣は中国の魏鳳和国防相とテレビ会談を行い、日本の周辺で海洋進出を進める中国に対し、「極めて深刻な懸念」を伝え、強く自制を求めました。
岸信夫防衛相
「一方的な現状変更の試みに反対するとともに、極めて深刻な懸念を伝達し、中国側に強く自制を求めました」
会談では岸大臣から、中国による一方的な現状変更が危ぶまれている東シナ海や南シナ海の地域情勢や、今年２月に施行された海警法について、強い懸念を伝えたということです。また、中国が軍事的圧力を強める台湾情勢についても言及しました。
その上で岸大臣は、両国間の衝突を防ぐために連絡を取り合う「日中防衛当局間ホットライン」の来年からの運用を目指すことで一致したと明らかにしています。（27日21:06）
