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【ウクライナ侵攻】避難「第二陣」難航か “攻撃続く”主張も
ロシア軍に包囲されていたウクライナ南東部・マリウポリの製鉄所から、「第一陣」として市民が避難しました。しかし、「第二陣」の避難が難航しています。ドネツク州の知事は、“ロシア側が許さず行われなかった”と話しました。
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2日、ウクライナ・ベジメンネを1列になって進むバスに乗っていたのは、南東部マリウポリにあるアゾフスタリ製鉄所から「第一陣」として避難した市民たちでした。
製鉄所から避難した人
「毎日、爆撃があった。地下で避難している間、ずっと爆撃があった」
地下での生活は、約2か月に及びました。避難者を乗せたバスは、南部のザポリージャへと向かいました。
避難が進む一方で、マリウポリの市長は「製鉄所に今も200人以上の市民がいる」と発言しました。治安組織アゾフ連隊の副司令官は「私たちが数えただけでも、約20人の子供たちと数百人の女性・高齢者がいます」と語り、「ロシア側の攻撃が続いている」と主張しています。
その言葉通りか、マリウポリでは、2日、ロシア側の車両がロケット砲を撃ち込む様子が見られました。製鉄所からは濃い黒煙が立ち上ります。ロイター通信によると、市民の避難後に、製鉄所への攻撃が再開されたということです。
ドネツク州の知事は、2日に予定されていた「第二陣」の避難について、“ロシア側が許さず行われなかった”と明らかにしていて、避難が難航している様子がうかがえます。
マリウポリの住民
「朝起きると涙が出る。夜も泣いてしまう。行く場所がないのです…」
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攻撃は南部の街オデーサでも行われ、建物が、がれきと化していました。AP通信によると、住宅にロケット弾が着弾したといいます。
被害を受けた建物の住人
「爆発したとき壁が崩れて、煙が出て暗くなりました。息ができなくなりました」
当時、地下には5人が避難していて、この攻撃で1人の少年が命を落としました。ウクライナのゼレンスキー大統領は2日に公開された動画で、「14歳の少年が殺された。それがロシアの戦い方だ。それだけだ」と話しました。
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こうした中、アメリカ国防総省の高官が明らかにしたのは、ロシア軍の制服組トップによるウクライナの訪問です。
前線である東部ドンバス地方に先週、ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が訪れていたということです。来週9日のロシアの戦勝記念日を前に、「戦地で何が起きているのかを自らの目ではかろうとするための視察だった可能性がある」との分析を示しています。
(2022年5月3日放送「news every.」より)
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