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【披露】退役した「ボーイング」部品を活用 “空の旅”味わえるホテルの客室
ホテルの客室で飛行機に乗っている気分を味わってもらおうと、日本航空とホテルが新しいタイプの客室を企画しました。客室には、飛行機の座席やカーペットなど、退役した飛行機の部品が活用され、クッションは、ファーストクラスの座席の革を使用しています。
◇
午前11時すぎ、千葉・浦安市の「東京ベイ東急ホテル」で新しいタイプの客室が発表されました。
JALエンジニアリング 部品サービスセンター・矢田貝弦主任
「こちらが今回の客室『ウイングルーム』になります」
その名も「ウイングルーム」。ホテルの客室で飛行機に乗っている気分を味わってもらおうと、日本航空がホテルと企画したのです。
25日に準備が行われ、飛行機の座席やカーペット、窓枠パネルなどが次々と運ばれていきました。現役の飛行機の整備士が作業にあたり、作業開始から約3時間で「ウイングルーム」が完成しました。
座席の上に置いてある雲の形をしたクッションは、ファーストクラスの座席の革を使用しています。もっともこだわったというのが、“飛行機の翼”が見える窓枠パネルです。
JALエンジニアリング整備士・今野萌衣さん
「実際に空の上にいるかのような気分を味わえるようになっております」
整備士たちのアイデアが詰まった客室。実は、退役した「ボーイング777」で実際に使用されていた部品が、使われているといいます。
JALエンジニアリング整備士・永井聡さん
「全部、本物です。全部、廃材から作っているので」
廃棄される飛行機の部品が活用されているのです。
JALエンジニアリング 部品サービスセンター・矢田貝弦主任
「大型の廃棄部品というものが、なかなか活用方法がありませんでしたので、今回チャレンジさせていただきました」
この客室はすでに予約を開始していて、来年4月まで宿泊できるということです。
(2022年4月27日放送「news every.」より)
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