【観光船不明これまでの経緯】「船体が30度傾いている」途絶えた連絡…当時、強風と波浪の注意報も

【観光船不明これまでの経緯】「船体が30度傾いている」途絶えた連絡…当時、強風と波浪の注意報も

【観光船不明これまでの経緯】「船体が30度傾いている」途絶えた連絡…当時、強風と波浪の注意報も

北海道の知床半島沖で観光船が行方不明となっていて、海上保安庁の捜索が現在も続いています。乗客・乗員26人のうちこれまでに7人が発見・救助されましたが、意識不明の状態となっています。

23日からこれまでの経緯です。

    ◇

――「船首部分が浸水し、沈みかかっている」

23日午後1時18分、北海道・知床半島の沖合を航行する観光船「KAZU Ⅰ」から入った無線。海上保安庁によりますと、観光船には子ども2人を含む26人が乗っていて、救助要請後には救命胴衣を着用していたということです。

しかし、午後2時ごろ、「KAZU I」から再び連絡が。

――「船体が30度ほど傾いている」

この言葉を最後に船からの連絡は途絶えました。

現場は知床半島の「カシュニの滝」付近。午前10時ごろ、ウトロ漁港を出航し、午後1時ごろに港に戻るはずでした。

救助要請をうけて、海上保安庁の巡視船や航空機が捜索するも、船体や人影は見つからず…。

気象台によると、当時、現場付近には強風と波浪の注意報が出され、地元の漁師によると、波が高い状態だったといいます。

事態を重く見た岸田総理大臣は未明に出張先から急遽、東京に戻りました。

岸田総理「引き続き、人命救助を最優先に関係機関が全力を挙げて捜索・救助活動を行って参ります」

その後も、夜を徹しての捜索が続けられました。

そして、24日朝――。

観光船に乗っていたとみられる人が次々と救助されていますが、いまだ全員の行方はわからない状態です。

道も災害対策連絡本部を設置。

鈴木直道知事「本日は道の防災ヘリも捜索活動に参加することになっている。海上保安部、自衛隊、警察と連携をして安否が不明となっている人の一刻も早い救助活動に全力を挙げて取り組む」

昼すぎには、斉藤国土交通大臣が現地を視察するということです。
(2022年4月24日放送)

#北海道 #知床半島 #日テレ #ニュース

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