【独自】協調介入も議論 急速な円安ドル高進む中の日米財務相会談｜TBS NEWS DIG
急速な円安が進む中、アメリカで開かれた日米の財務大臣会談で市場が注目していた為替への日米協調介入が議論されていたことがJNNの取材でわかりました。
鈴木俊一財務大臣
「最近のドル円相場の動きについても議論した。直近の円安が急激であると数字をもって示した」
日本時間の22日朝、鈴木財務大臣はイエレン財務長官との会談後、円安が急激であると述べ、危機感を示しました。
鈴木大臣はアメリカとの協調介入について議論したかどうかについては「コメントしない」とカメラの前で話しました。
しかし、日本の政府関係者はJNNの取材に対して、日米の協調介入について議論したことを認めた上で「後ろ向きな反応ではなかった」と明かしました。財務省高官も「日米の考え方が違ったと感じたことはない」と述べるなど、今回の会談に手ごたえを感じているようです。
こうした中、外国為替市場ではやや円高方向に振れ、一時127円台後半まで戻す場面もありました。
ただ、アメリカは現在、歴史的なインフレに直面していて、輸入物価をあげることになる協調介入を簡単には認められない状況です。
さらなる円安で日本経済に深刻な悪影響が出る前にアメリカの理解を得られるかが今後の焦点です。
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