【ウクライナ侵攻】“大量虐殺” ブリンケン国務長官「意図的な作戦だ」…最新の戦況は
ロシアによるウクライナ侵攻について、アメリカのシンクタンクがまとめた最新の戦況です。
ロシア軍はキーウへの攻撃を断念し、キーウ周辺からの撤退が完了しつつあると伝えています。
キーウ近郊のブチャなどで起きた大量虐殺について、アメリカのブリンケン国務長官は5日、「ブチャで起きたことは、ならず者部隊による行き当たりばったりの行為ではない」「殺害、拷問、レイプなどの残虐な行為は意図的な作戦だ」と発言しました。
5日、国連の安全保障理事会の緊急会合にオンラインで参加したゼレンスキー大統領は、演説のなかでブチャの惨状を伝え、「第二次世界大戦以来、最もひどい戦争犯罪だ」とロシアを強く非難しました。
さらに、「国連が機能していないのは明らかだ」と指摘し、安保理改革の必要性を訴えました。
また、この緊急会合でアメリカの国連大使は、ロシアを国連の人権理事会から追放することを求めました。人権理事会とは、世界の人権問題への対応を話し合う委員会です。
追放を求める理由については「ロシアの人権理事会への参加は、国連全体を弱体化させる」としています。
今後、アメリカが、ロシアの人権理事会の理事国としての資格を停止することを求める決議案を国連総会に提出し、採決が行われるものとみられます。
(2022年4月6日放送「news every.」より)
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