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話題の3Dプリンター無筋建築、大林組「3dpod」ついに完成
星野 拓美 日経クロステック/日経アーキテクチュア
2023.05.25
複雑な造形も自由自在、各種工程を省くことができて材料使用量も減らせる建設3Dプリンター。大林組が自社敷地内に建設していた建物がついに完成した。屋上に人も上れる“無筋構造”の「3dpod」だ。
大林組技術研究所の正門を抜けると3次元曲面を多用した外観が目に飛び込んでくる。セメント系建設3Dプリンターを使って“印刷”した「3dpod」だ。同社が2023年4月24日に公開した。名前の由来は繭のような形状をしていることや、平面がピーナツのさやのような形状をしていることからきている〔写真1〕。
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壁や床など全ての構造部材を特殊なモルタルで印刷。同社が開発した超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート」を充填して、耐震性を確保した。構造耐力上主要な部分に指定建築材料に該当しない特殊な材料を用いた構造として、3Dプリンターで造形した建築物では初めて、建築基準法20条(構造耐力)に関する大臣認定を取得した。
最高高さ4.04m、延べ面積27.09m2。内部は研究室と機械室の2室から成る。これまでに完成した他社の先行事例に比べ、延べ面積が広い。空調や照明、給排水といった設備があり、実際にこの中で人が滞在できるつくりになっている。建物西側の外部階段を使って、屋上に上がることも可能だ〔写真2、3〕。
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空調や照明、給排水といった設備を設けた。洗面器の左の低い部分はベンチとして使用できる。基礎は在来の鉄筋コンクリート構造を採用した(写真:日経アーキテクチュア)
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「耐震構造を実現したり、居住性能を確保したりすることで、3Dプリンターによる建設の可能性を工作物から建築物へと展開できた」(大林組設計本部設計ソリューション部の木村達治課長)。同社は19年に、国内最大規模のシェル型ベンチを3Dプリ文字数
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