ギラティナVSTARデッキを早速試してみた
今回はギラティナVSTARを使ったデッキを試行錯誤したので使用感などを含めて紹介します。
※この記事は公開時点で発売前のカード「ロストアビス」のカードを含みます。
ギラティナVSTARのデッキレシピ
まずは【ギラティナVSTAR】のデッキレシピをご紹介し、この構築に至るまでの経緯や試したカードなどを後で紹介します。
ポケモン (15) | |
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ギラティナVSTAR | 3枚 |
ギラティナV | 4枚 |
キュワワー | 4枚 |
クロバットV SLD 001/020 |
2枚 |
ザシアンV S8a 018/028 |
1枚 |
かがやくルチャブル S9a 043/067 |
1枚 |
グッズ (24) | |
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ハイパーボール | 4枚 |
クイックボール | 4枚 |
霧の水晶 | 2枚 |
ポケギア3.0 | 4枚 |
ミラージュゲート | 4枚 |
ポケモンいれかえ | 2枚 |
ふうせん | 2枚 |
ツールジャマー | 1枚 |
大きなおまもり | 1枚 |
サポート (7) | |
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アクロマの研究 | 4枚 |
ボスの指令(アカギ) | 3枚 |
スタジアム (2) | |
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嵐の山脈 | 2枚 |
エネルギー (12) | |
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基本草エネルギー | 5枚 |
基本超エネルギー | 7枚 |
※発売前カードにつき代用カードを使用しています。
ギラティナVSTARを試した感想
デッキをいったん組んで試した感想は「とんでもなくワザを使い続けるのが難しい」「大ダメージを出すために専用カードが必要な点がヒスイゾロアークVSTARになんとなく似てる」です。
ワザを使うたびにロストゾーンに2枚もエネを送らないといけないから当然といえば当然です。
動けば強いです。2回攻撃をした時点でほぼほぼVSTARパワーの条件を満たすので、相手を即きぜつさせゲームエンドまで持ち込めます。
なので、試作品は下手に上ぶれを狙わず、なんとか形にしてギラティナを活躍させれるデッキにしてみました。紹介したデッキレシピにも改良の余地は十分ありますし、新カードで強化されるとおもいます(そうであって欲しい)。
ナタネの活気の不採用
もともと【草型ミルタンク】で《ナタネの活気》はかなり使っていたので、使用感はある程度わかっていました。
強そうですがベンチのポケモンにしかエネ加速ができないのが絶妙に使いづらく、引けるカードの枚数も2枚なので手札補充としては期待できません。
【草型ミルタンク】でも11枚《基本草エネルギー》を採用していたとしても、エネ加速できる枚数が1枚だったりすることがよくありました。
2色のエネルギーを採用する【ギラティナVSTAR】デッキで《ナタネの活気》はとても使いづらいため、まず候補から「ナタネ軸」は外れました。
《ミラージュゲート》でエネ加速をする「ロストゾーン軸」に決めました(後述)。
採用カード解説
ミラージュゲート(重要度:S)
《ミラージュゲート》でエネ加速を頼ることにしました。
というか、このカードはロストゾーン軸のデッキなら普通にぶっ壊れている性能で、使わない手はありません。7枚以上ロストゾーンに送るために今回のデッキを工夫しています。
条件さえ揃えば2枚加速をしまくれるので、《ギラティナVSTAR》のエネが足りない問題もこれを引けば解決。
本日紹介されたクリーチャーズ井上さんもロストゾーン軸なので、おそらくそういう方面でのデッキ構築が公式では想定されているようです。
ポケカを開発している株式会社クリーチャーズの井上さんの【ギラティナVSTAR】デッキレシピ
ザシアンVでエネ加速をするジュペッタ入りの構築。 #ポケカ pic.twitter.com/HN1qKR9O9u— 【ポケカ】カードフリークス (@pokeca_tac) June 25, 2022
井上さんの構築は様々なロストゾーン関連のカードを採用して活用しています。
こちらは井上さんのレシピと比較するとある程度採用するカードを絞っています。
キュワワー(重要度:S)
《ギラティナVSTAR》《ギラティナV》を除いてこのデッキでの重要度が高いと思ったカードその1がこの《キュワワー》です。
《キュワワー》を1ターン目から使わないと《ミラージュゲート》の条件のロストゾーン7枚はなかなか達成が難しいですね。
特性がとにかく強く、手札とロストゾーンを両方増やすことができます。
今回は採用していませんが《回収ネット》で使いまわすのもアリかと思います(回収ネットはギラティナVなどに対応していないため別のいれかえ手段を優先)。
アクロマの研究(重要度:S)
こちらも《キュワワー》と同じくらい重要で、併用しないと「ロストゾーン7枚」がなかなか達成できませんでした。
「ロストゾーン」をサポートするカードとして見ると強いですが、「手札補充手段」として見るとそれほど強くないため、他の手段で手札補充をすることになります。
クロバットV(重要度:A)
《ビーダル》と採用を悩んだカードです。どちらにも利点がありますが、《アクロマの研究》で引ききれない分を補うために、どちらかは採用が必要だと感じました。
《ビーダル》は《クロバットV》と違い倒されてもサイドが1枚しかとられず、毎ターン手札補充できるのが強み。一方で《ビーダル》を《ボスの指令》で倒されたりすると手札補充手段が一気になくなったりします。
デッキの枠を節約でき、《クイックボール》1枚から手軽に出せるので進化ラインを揃える必要がない《クロバットV》のほうが便利だと感じ採用しました。これに関しては一長一短です。
嵐の山脈(重要度:B)
スタジアムの採用はかなり好みがわかれると思います。
とりあえず今回は2ターン目に《ギラティナVSTAR》でワザを使いたかったため、少しでも《ギラティナV》を出し《クイックボール》を他のポケモンに回すために採用。
他にもスタジアム候補はありますが、《ロストシティ》は採用してもよさそうです。
《ギラティナVSTAR》が苦手な非Vポケモンに対して強く出れるスタジアムですし、スタジアムが残っていれば自分の倒されたポケモンもロストゾーンに行き枚数を増やすことができます。
ただ、意図通り相手ターンにこのスタジアムが残っていることはあまりなかったことに加えて。
今回は安定性を重視して《嵐の山脈》を採用しています。
ザシアンV(重要度:A)
重要度S寄りのAです。仕事は1ターン目に《ギラティナV》にエネをつけるだけ。
基本超エネルギーのほうが多めに採用しているのはこのポケモンの特性のためですね。
霧の水晶(重要度:A)
《ザシアンV》《キュワワー》という重要なカード2枚を持ってくることができます。状況によって《基本超エネルギー》にもなれます。
ただ《ギラティナV》は持ってくることができないので今回は採用枚数は2枚と控えめ。4枚採用する人もいると思います。
かがやくルチャブル(重要度:B)
《ミュウVMAX》相手に310ダメージを出せるための採用。
《ジュラルドンVMAX》を意識するなら《こだわりベルト》を採用する必要あり。
ツールジャマー(重要度:C)
VSTAR相手には《ツールジャマー》があれば相手の《大きなおまもり》を無視して一撃で倒せると判断しての採用です。相手の《こだわりベルト》の効果をなくし防御的な使い方もできます。
火力重視なら《こだわりベルト》に変えてよいかと思われます。
対戦した感想 結局ギラティナVSTARは強いの?
見た目は派手で理論上はTier1に迫れそうなこのカード。
主に【オリジンパルキアVSTAR】と対戦しましたが……このデッキレシピだとかなり厳しいと感じました。1:5くらいの比率で負け越しています。
敗因は色々あります。
- 相手の「うらこうさく」などによる安定感と自由度が高すぎる
- こちら側は序盤に必要なカードが多く事故りやすい(最も多い敗因)
- 長期戦になると相手の「クイックシューター」でじわじわ削られパルキアでワンパンされる
- 「かがやくゲッコウガ」のような非Vを相手にワザを使って2エネロストゾーン送りになることでエネ不足になり敗因に
逆に勝ち試合は「順当に280ダメージを連発しサイドを4枚とったあとVSTARパワーで相手を即きぜつ。」でした。
《かがやくゲッコウガ》に対しては《ウッウ》でも対処できないので非常に厄介です。
110ダメージなので一歩足りない……。《ウッウ》を採用しても《インテレオン》や《かがやくゲッコウガ》のような《ウッウ》では倒しきれない非Vで攻められると「ギラティナ」側はお手上げです。
今後のギラティナVSTARについて
まず最優先でデッキを安定させる必要があります。そうしないと何連戦もする大型大会では通用しないでしょう。
《ギラティナVSTAR》の負担を減らす作戦もありかなと思います。
今回は採用しなかった《ウッウ》を多めに採用したりすれば《ギラティナVSTAR》の負担も減らせるかもしれません。そういうアプローチもアリかなと思います。