草ミルタンク+グラエナデッキ解説(ミュウVMAX・オリジンパルキア対策型)
草ミルタンクデッキとは
従来の《ミルタンク》を使用したデッキでの《ミルタンク》は画像の通り【ミュウVMAX】のワザ「ダイミラクル」にやられたり《インテレオン》の「アクアバレット」でやられてしまい環境トップのこの2デッキには対策されがちな傾向にあります。
そこで
- 【ミュウVMAX】にめっぽう強い《グラエナ》を採用しミュウ対策したミルタンクデッキに
- さらにこの《グラエナ》と《カビゴン》で《インテレオン》を突破し、その後は場を《ミルタンク》で固めることで【オリジンパルキアVSTAR】を対策
することにしました。
当然ですが【アルセウスカプ・コケコ】のように《ミルタンク》を枠の関係で対策できないようなデッキは《ミルタンク》だけ並べれば勝てます。
デッキによっては確実に1勝を取れるのはとても精神的にラクです。
デッキレシピのあと詳しい解説をします。
草ミルタンクデッキレシピ
ポケモン (17) | |
---|---|
ミルタンク S9a 058/067 |
4枚 |
カビゴン S10a 058/071 |
2枚 |
グラエナ S9a 050/067 |
3枚 |
ポチエナ S4 066/100 |
3枚 |
ビーダル S9 082/100 |
2枚 |
ビッパ S9 081/100 |
2枚 |
マナフィ S9 031/100 |
1枚 |
グッズ (17) | |
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クイックボール | 4枚 |
ハイパーボール | 4枚 |
ポケギア3.0 | 3枚 |
ポケモンいれかえ | 2枚 |
タフネスマント | 1枚 |
こだわりベルト | 1枚 |
ふつうのつりざお | 1枚 |
ともだちてちょう | 1枚 |
サポート (11) | |
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ナタネの活気 | 4枚 |
博士の研究(マグノリア博士) | 2枚 |
マリィ | 1枚 |
シロナの覇気 | 1枚 |
クララ | 1枚 |
ボスの指令(アカギ) | 2枚 |
スタジアム (2) | |
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トレーニングコート | 2枚 |
エネルギー (13) | |
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基本草エネルギー | 11枚 |
ツインエネルギー | 2枚 |
草ミルタンクデッキ解説
さきほど書いた通り、《ミルタンク》というカード単体の現環境の立ち位置は環境トップの《ミュウVMAX》と環境トップに採用されている《インテレオン(うらこうさく)》の「アクアバレット」で倒されてしまいます。
よって、それらを対策したデッキとなります。
メインアタッカーは当然《ミルタンク》なためある程度事故をしても準備する猶予がありますし、今回のデッキは安定しており再現性の高さも目指したデッキ構築にしました。
この《インテレオン》ですが、だいたいのデッキに2から3枚採用されており、「アクアバレット」で《ミルタンク》を一撃で倒し、本人のHPが高いため《ミルタンク》では倒しづらいポケモンです。
私が今まで使っていた従来の【ミルタンクファイヤー】系統のデッキはこのポケモンを倒せなくて2匹分《ミルタンク》を倒されたりして勝てないというパターンが多かった印象です。
しかし最近の【オリジンパルキアVSTAR】は《ふつうのつりざお》《ルリナ》を採用していないデッキもあり、このタイプのデッキは《インテレオン》を使いまわす手段がありません。
よって2匹分の《インテレオン》《かがやくゲッコウガ》を倒せば対【オリジンパルキアVSTAR】では詰み状態となります。
仮に《ふつうのつりざお》を使われたとしても、何回も《インテレオン》を場にエネをつけ出して攻撃するのはかなり相手にとって難しいものとなります。
《メッソン》を《ボスの指令》で呼び、《ミルタンク》で倒すなどすれば勝ちが近づきます。
また《ミルタンク》そのものもベンチを絞られると与えるダメージが少なくなり、時間切れを起こします。
《ミュウVMAX》に対しては今回は《ポチエナ》《グラエナ》の進化ラインを採用することにして今回のデッキを構築しました。
このデッキを使う上での注意点
このデッキは《ビーダル》を採用しています。
デッキの安定性を向上させるため、手札補充のために採用しています。《ナタネの活気》も使いやすくなります。
ですが、同時にできれば採用はしたくなかったポケモンでもあります。
というのもこのデッキの負けパターンとして《ミルタンク》以外のポケモンが倒されてサイド6枚とられてしまうということがあります。《ビーダル》はそのサイド1枚分になってしまいます。
なので場に2匹《ビーダル》を立てると普通に《ミルタンク》が《ボスの指令》《あなぬけのヒモ》などでスルーされて倒されつくしてしまうので、場に出す《ビーダルは》「最低1枚かつ絶対1枚」となります。
《ビーダル》に限らず《ポチエナ》なども必要最低限を場に出し、相手のサイド枚数を常に確認し6枚とられきられないように展開していく必要があります。
根本的な戦略は「《ミルタンク》を出す→《インテレオン》などが出る→《カビゴン》で倒す」とシンプルですが、場とサイド管理はそれなりに慣れが必要です。
採用カード&使い方解説
ミルタンク
今回のデッキのメインアタッカー。
序盤:《ミルタンク》を場に出すことで多くの《ミルタンク》対策ポケモンをバトル場に出させる。
終盤:相手の《メロエッタ》《インテレオン》《かがやくゲッコウガ》など非Vを倒しきったあと《ミルタンク》で場を固め相手の勝ち筋をなくし詰み状態にする。
ことが主な役割です。なので序盤からガンガン《ミルタンク》にエネを貼って殴るというよりは、終盤で静かに詰ませる切り札として使います。
グラエナ
特性により必要エネなしで攻撃ができ「ワイルドタックル」で《ミュウVMAX》を弱点込み一撃で倒すことができます。
しかもこのポケモンはちょうど《インテレオン》を倒せる160ダメージで要求エネも無エネ3つなので普通にVMAXを倒す以外の使い方もします。
また【ハピナスミルタンク】以外の《ミルタンク》系デッキのあるあるとして全体的に火力不足なところがありますが、このポケモンは160ダメージなのでデッキの火力を底上げしてくれます。
カビゴン
今回のデッキの切り札。登場したときは何かのデッキのサブアタッカーに使えるいう評価でしたが本当にこのデッキのサブアタッカーとなりました。
要求エネが無色タイプなので《ナタネの活気》で草エネ加速ができ攻撃ができ、またワザが強烈に強く180ダメージで《ネオラントV》すら一撃で倒すことができます。
《インテレオン》相手には基本的にこのポケモンで対処していくことになります。
返しで倒されるのでほとんど心配はないですが、ワザで眠ったあと起きる確率はかなり低いのでワザを使ったあとはほぼ動けないポケモンとみてよいでしょう。
このポケモンを採用している都合上《ふうせん》ではなく《ポケモンいれかえ》を採用しています。
ナタネの活気
今回のデッキのアタッカーはワザに無色エネを要求するポケモンしか採用していないので草エネルギーをこのカードでエネ加速しつつ戦っていくことができます。
アタッカーとして使うにはエネがかなり重い《カビゴン》相手がVMAXデッキじゃない場合は《グラエナ》もエネが必要なので、この2枚にエネをつけることが多いです。
もちろん、《ミルタンク》にもつけてドローしていくこともあります。
ポケギア3,0
少しでもデッキの安定感を上げるために枠を考えて採用しました。
このデッキのキーカード《ナタネの活気》を引き込むために使います。
ツインエネルギー
《ナタネの活気》に対応していないので多く採用しすぎると使えないことがありますが、《ナタネの活気》で加速するエネは1エネ分の時が多く、なんだかんだで数枚《ツインエネルギー》を採用すると便利でした。
《ナタネの活気》+《ツインエネルギー》で《カビゴン》を攻撃させるというパターンも多かったです。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。このデッキは環境デッキでは【ヒスイウインディ】は詰んでいますが、それ以外には強く出れる上に珍しい構築となっているように思います。
もしよかったら何かの大会で試してみてくださるとありがたいです。