【ゆず】デビュー25周年 路上ライブは“すべての原点” 挑戦したいことは？
今年デビュー25周年を迎える人気デュオ・ゆずの軌跡がドラマ化されることになり、2人に見どころや路上ライブの思い出などを伺いました。
ドラマは、音楽特番『Premium Music 2022』（3月30日午後7時～）の中で放送。ゆずの原点でもある路上ライブからデビューまでが描かれ、北川悠仁さん役を中川大志さん、岩沢厚治さん役を森永悠希さんが演じます。
■ドラマの見どころは岩沢さんのパーカ！？
――ドラマ化されるのは初めて？
岩沢：そうですね。ないですよ。
北川：初めてですね。うれしいんですけど、ちょっと恥ずかしいです。
――印象に残ったシーンは？
北川：森永さんが着てたパーカ？ トレーナー？ の色が岩沢だった。あー、この色スゲーなって。この色のトレーナー着てたなっていう。だから、近くで見るともちろん顔とか違うんですけど、引いて見た時のトレーナーの色と背の感じが、あと髪質？ なんかスゲー似てるなって。あれは衣装部さんにもちろん拍手。
岩沢：プロってすごいですね。
北川：いやすごい！
■「すごいストイックにやっていた」 路上ライブは原点
ゆずは北川悠仁さんと岩沢厚治さんにより、1996年3月に結成。多くの人をひきつけるキャッチーなメロディーと飾らない共感性の高い歌詞が人気となり、1998年6月に1stシングル『夏色』をリリース。同じ年の8月30日に行われた最後の路上ライブには、台風が接近する中、約7000人のファンが駆けつけました。
――忘れられない路上ライブの思い出は？
岩沢：すごいストイックにやっていた思い出があります。小雪のちらつく中とかでも、“俺たちはやるぞ！”って言って。だから、よく風邪ひいてましたよね。寒い日はやめた方が良かったなって、今思えば。
北川：なんか盛り上ってきちゃって、最初はちょっと厚着してるんですけど、最後Tシャツ1枚で歌ってるんですよね。それで、風邪ひくんですよ。汗かいていい感じに。
岩沢：“冬だからって休まないぞ！”みたいなね。やってましたね。
――当時の経験は今でも生かされている？
北川：ちっちゃい声で歌はないとか、わかりやすいメロディーだったり、そこに乗る言葉だったり、立ち止まってくれた人が飽きないように、次の曲の準備をしている間はMCをするとか。楽曲の作り方であったり、ライブの仕方のすべての原点が、僕らは路上にあると思っています。
■オリジナルアルバムは“2年間の足跡”
路上ライブから始まり、25年間走り続けてきたゆず。3月23日にはデビュー25周年を記念したオリジナルアルバム『PEOPLE』をリリースし、約4年ぶりとなる全国アリーナツアー「YUZU ARENA TOUR 2022 PEOPLE -ALWAYS with you- 」も開催しています。
――どのような思いを込めたアルバム？
北川：僕らもコンサートができなくなったり、いろんな活動を自粛することがあったりとか、本当にいろんなことがあって、多くの方もそうだったと思うんですよね。そういう中で、人々の心の動きだったり、生活の変化だったり、いろんなことが浮き彫りになっていって、僕らもそういうことをみなさんと同じように感じながら作った“2年間の足跡”みたいな、そんなアルバムなので。同じようにこの2年間、大変な思いをされた方もたくさんいらっしゃると思うので、そういう全ての方に届けたいアルバムになっています。
岩沢：全ての方に聴いてほしいです。
■ゆずを継続することは“チャレンジ”
――新たにチャレンジしたいことは？
岩沢：ゆずを継続するチャレンジですよね。“どこまでできるんだろう？”みたいな。それがもはやチャレンジだと思います。（新しく取り入れるとか）は無理っす。
北川：早！ 早！
岩沢：ゆずですから。いろんな出会いがまたあると思うので、そこには挑戦していきたいと思います。
北川：ゆずを続けていく先に見える景色みたいなものを見たいですね。70歳で ♪夏色でジャンプしたいっすね。一生懸命やっているつもりでも、ちょっとミディアムな ♪夏色になっているかもしれないですけど。そういう景色は見たいなとは思っています。
■北川悠仁「やらないことには答えは出ない」
――どのような未来を歩もうか悩む人たちへメッセージをお願いします
岩沢：一旦、みんな同じスタートラインに並んだ気がしていて、この2年で。少しずついろんな職業の人が、少しずつまた動き出しているんで。僕らも手探りでいろんなことを挑戦してきたし、多分もっとしんどい思いをしている人もいるだろうし。“少しずつ、頑張りましょう”って感じですね。僕からはそんな偉そうには言えないです。
北川：答えが出なかったとか、できなかったってこともたくさんあると思うんですよね。でもやっぱり、やらないことには答えは出ないと思っていて。最初から、必ず何か手にできるんだという保証はないかもしれないけど、でも何か進んでいこうとか、やろうって思うことがあるんだったら、やっぱり迷いながらでも、答えは出ないこともあるけど、やるしかないというのは、この2年間の中で自分自身も学んだことではあるなと思います。
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