香港立法会選挙 習主席は「選挙は成功・愛国者統治を実行」と評価
中国の習近平国家主席は２２日、親中派が圧勝した香港の立法会選挙について、「『愛国者が香港を統治する』との原則が実行された」と評価しました。
国営の中央テレビによりますと、習近平国家主席は２２日、香港政府トップの林鄭月娥 行政長官との会談で「立法会選挙は成功し、『愛国者が香港を統治する』との原則が実行され、社会の各界からバランスよく参加する政治構造が確立された」と評価しました。また、「多くの香港市民が民主的な権利を得た」とした上で、「一国二制度の原則に合致し香港の長期的な繁栄と安定を確保するための良い制度だ」と強調し、選挙を批判するアメリカなどをけん制しました。
今回の立法会選挙から立候補には政府機関による“愛国者”認定が必要になるなど、民主派は出馬を断念。市民の直接投票による当選者２０人は親中派一色となり、投票率は過去最低の３０．２％でした。（23日00:39）
