【地震】八戸市のランドマーク「みろく横丁」のシンボルも被害　余震に警戒しながらの復旧作業続く

【地震】八戸市のランドマーク「みろく横丁」のシンボルも被害　余震に警戒しながらの復旧作業続く

　8日深夜に発生した震度6強の地震から2日がたった青森・八戸市では、今後の地震に警戒を続けながらの復旧作業が行われています。

　（取材・報告＝的井文謙記者）
　八戸市の市街地からお伝えします。地震発生から2日がたちましたが、八戸市内のけさの最低気温はマイナス1.1度と、本格的な冬に近づく厳しい寒さとなっています。

　八戸市内の中心部でも、地面が割れたままになっていたり、商業施設は倒壊の恐れがあるということで立ち入り禁止になっていたりと、今も被害の爪痕が残っている状況です。

　そんな中、朝から多くの作業員が復旧作業にあたっていたのが、「みろく横丁」の門のところになります。みろく横丁は八戸市の名物料理が数多く楽しめるということで、普段から観光客含め多くの人が訪れる屋台村なのですが、‟横丁のシンボル”ともいえる、門の部分が揺れで傾いてしまったということです。木の部分が前方に傾いたことで、根の部分がむき出しになってしまっていることがわかるかと思います。

　そのため、朝から多くの作業員が復旧作業にあたっていまして、鉄のパイプで倒れないように固定したり、チェーンで倒れないように支えていたり、補修作業を行っています。ただ、あくまで補修だということで、今後再び地震が来てしまった時に危険だということで、撤去することが決まったということです。

　（中谷しのぶ キャスター）
　Q:自治体の皆さんも被害にあわせての対応は本当に大変だと思うのですが、他にどのような対応をしていますか？
　
　（的井記者）
　10日朝、青森県の宮下知事がこちらを訪れて、地震によって亀裂が入ったり、傾いたりしている家屋や店舗を確認しました。宮下知事は「インフラは県が責任をもって整備していく」としたうえで、県民に対して、「経済活動を維持しながら、再び来る恐れのある地震に正しく備えてほしい」と呼びかけていました。

　住民たちは、再び来る恐れのある地震に備えて、神経をとがらせながら、復旧作業を進めるとともに、この後くる本格的な冬を前に復旧作業を進めていかなければいけないという、難しい状況が続いています。

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