関電グループ会社の社員13人が関与 警備会社に費用を水増し請求させ現金受け取る 総額は数千万円か
関西電力のグループ会社の社員10人以上が、警備会社に発注した費用を水増しして請求させ、キックバックとして現金などを受け取っていたことがわかりました。
かんでんエンジニアリング・大久保昌利 社長
「心よりお詫び申し上げます」
関西電力のグループ会社「かんでんエンジニアリング」によりますと、2019年度から昨年度にかけて、社員13人が工事の際に警備員の数を改ざんするなどして、警備会社に費用を水増しして請求させていたということです。
このうち1人は、警備会社から現金約600万円をキックバックとして受け取り、ほかの社員らも商品券や会食などの利益供与を受けていました。
今年6月、社内の窓口への通報で不正が発覚し、水増しの総額は数千万円に上るとみられます。
同じような不正は、別の警備会社でも行われていた可能性があり、会社では、刑事告訴も検討しています。
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