高齢男性の喉から12センチの「鍵」 死因はコロナ?遺族が提訴 病院側は誤飲と死亡の因果関係認めず

高齢男性の喉から12センチの「鍵」 死因はコロナ?遺族が提訴 病院側は誤飲と死亡の因果関係認めず

高齢男性の喉から12センチの「鍵」 死因はコロナ?遺族が提訴 病院側は誤飲と死亡の因果関係認めず

 大阪市内の病院に入院していた高齢男性の喉(のど)から「鍵」が見つかり、その後、死亡したことについて、遺族が病院側に対し、訴えを起こしました。

 これは、生前に撮影された高齢男性のレントゲン写真。喉の部分に見える大きな影。見つかったのは長さ12センチ、キーホルダーがついた「鍵」でした。

 3年前に亡くなったのは、大阪市で印刷関係の会社を営んでいた大西健一さん(当時82)です。

 健一さんの息子(55)
 「(当初は)小さい鍵で、間違って飲んだぐらいのレベルの想像だった。見た瞬間『え?』って…持った時に重たかったんで、いびつな形してるんで、『苦しんだな 親父』というのが今でもずっと残っていますね」

 健一さんの息子は、当時の心境をこう振り返りました。

 遺族によると、健一さんは2022年1月、転倒して胸の骨を折り、自宅近くの病院に入院してリハビリを続けていました。しかし、その年の9月、喉の痛みを訴えたあと、新型コロナウイルスと診断されます。

 病院が胸のレントゲンを撮ったところ、喉に鍵が見つかり、摘出されましたが、数日後に死亡しました。

 約12センチもの金属製のキーホルダーがついた鍵が、一体なぜ喉に…。

 健一さんの息子(55)
 「服の鍵なんですよ。おむつを触らないための鍵だったんですけど」

 遺族によると、軽度の認知症と診断されていた健一さんは入院中、点滴などに触らないようにファスナー付きの“つなぎ服”を着用していました。

 この“つなぎ服”のファスナーは、鍵をかけるタイプのもので、病院側は鍵をベッド近くのテーブルに置き忘れていた可能性が高いと、2年前に回答していました。

 健一さんは、テーブルに置いていた鍵を誤って飲み込んだ可能性があり、遺族は、その影響で誤嚥性肺炎などを発症し、死亡したと訴えています。

 健一さんの息子(55)
 「死亡原因が、コロナで亡くなったって書かれているんですけども、もし飲み込まなかったら、もうしばらく生きてたんじゃないのって。コロナでもそれほど重体じゃなかったし、病院側も言ってることが、当時と二転三転して意味が分からなくて。やっぱり人の命を預かってる大事さを、もう一度見直して…」

 遺族は今年4月、鍵を適切に管理することを怠ったなどとして、病院を運営する医療法人を相手取り、あわせて1650万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴しました。

 一方で、病院側は、2023年10月に遺族側に提出した資料で、鍵の不適切な管理を認めた上で、「鍵の誤飲と死亡の因果関係は認められない」としています。

 取材に対し、病院側は「担当者が不在で対応できない」とコメントしています。
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