「とにかくコメに尽きる」新農水相に小泉進次郎氏就任 続く価格高騰に関西の消費者や農家の本音は?

「とにかくコメに尽きる」新農水相に小泉進次郎氏就任 続く価格高騰に関西の消費者や農家の本音は?

「とにかくコメに尽きる」新農水相に小泉進次郎氏就任 続く価格高騰に関西の消費者や農家の本音は?

21日、電撃辞任した江藤拓農林水産大臣の後を引き継ぎ、自身2度目の大臣に就任した小泉進次郎氏。“コメ担当大臣”として高騰した価格を下げるため全力を尽くすとしましたが、新たな“かじ取り役”への街の人のホンネは?

 今、国民の最大関心事でもあるコメ…。

 その新たなかじ取り役となった小泉進次郎氏。

 小泉進次郎 新農水相
「とにかくコメだ。“コメ担当大臣”だ」

(Q:昨日「米を買ったことがある」と話をされていたが、普段どれぐらいのコメを、例えばキロ数で買っているのか?)
「いろんなコメを買いますね。息子も娘もまだ小さいから。パっとすぐに時短であげなきゃという時は、パックご飯も買います」

 「いろいろなコメを買う」という小泉新大臣。

 22日、江藤前大臣と引継ぎが行われました。江藤前大臣といえば…。

 江藤拓 前農水相
「コメを買ったことがありません。まさに売るほどあります」

 “ウケ”を狙ったという発言で国民の怒りを買い、事実上の“更迭”に…。

 21日夜、新農水大臣として就任会見を行った小泉進次郎氏。

 会見で何度も口にしたのが、コメ。

 小泉 新農水相
「まず目の前は、とにかくコメ」
「今、最も力を入れないといけないのがコメ。とにかくコメにつきる」
「今までの入札方法を抜本的に変え、『随意契約』という形でこれから詳細を詰めていく」

 小泉新大臣は備蓄米の売り渡し方法について、最も高値を提示した業者に売り渡す現在の「競争入札」を見直し、新たに「随意契約」を活用していく方針を明らかにしました。

 その上で、来週予定されていた4回目の備蓄米入札については「いったん中止する」としました。

 また、備蓄米の放出については…。

 小泉 新農水相
「需要があれば無制限に出す。それくらいのことをやっていかなければ、マーケットのマインドは変わらない」

 政権の行方を左右しかねないコメ対策。その立て直しを任された小泉新大臣。

 10年前はおにぎりを片手に…。

 小泉進次郎氏(当時34)
「いただきまーす。おいしい!」

 自民党の農林部会長として農政改革を目指していました。

 就任当時は農業政策に関しては“素人”だった小泉氏。自らの足で農家の現場を見るところからのスタートでした。

 何度も足を運んだかいがあってか、約1年後には…。

 小泉進次郎氏(当時35)
 「農林部会長になってきたからね。コメの違いも少しずつわかるようになってきた。一粒一粒かむたびに、あの田んぼの景色が浮かんでくる」

 どことな~く食リポはうまくなったものの、党内からは「結局、改革は進まなかった」という声もあります。

 そんな小泉氏がついに農水省のトップに。

 22日、大阪の人たちに“本音”を聞くと…。

 80代
「まだ若いからアカンかな~」

 90代
「まだわからん。期待はしたいわな」

 50代
「(イメージ)いいと思います。お父さんも総理大臣になって、政治家家系なので、そういう方に助けていただきながら、住みやすい世の中にしていただければと」

 70代
「頑張ってほしいというのはあります。一日も早く普通にお米が買えるようになればいいと思いますけど」

 60代
「またポエムやね。メルヘンやね。楽しみやわ、何を言わはるか。『セクシー』また同じこと言うから、期待しとこ」

 一挙手一投足に注目が集まる“コメ担当大臣”に次を託した石破茂首相は21日…。

 石破首相
「コメは(5キロ)3000円台でなければならないと思っている。4000円台があってはならない」

 不安定な米の供給で閉店に追い込まれた米穀店は、この発言に厳しい目を向けています。

 まつもと米穀・松本泰社長
「じゃあ何をもって3000円台で落ち着いたということにするか。いきあたりばったりの約束をするのは危惧を覚えます。値段ばかりが先行して、値段が一時的になったらいいというわけではないので、何か問題がすり替わっている ような気が非常にします」

 店先には「米屋ですが、米ありません」の張り紙が。必要なコメを仕入れる事ができず、備蓄米の調達も見通しせないまま、今年3月に閉店。新米の出回る秋に、店の再開を模索しています。

 まつもと米穀・松本泰社長
「しっかりと長期的視野に立った政策を、力強く推し進めていただきたい」

 事実上、今も続く減反政策を見直す可能性にも言及した小泉農水大臣。

 小泉 新農水相
「減反はやめるんだ、『作るな』という農政ではなくて、意欲をもって作ってもらう」

 増産にかじを切り、事態の打開を目指す方針ですが…。

 アグリサポート高島・大森重俊さん
「この辺りは50年ほど前までは100%コメを作っていたが、減反政策によって、今は6割の面積でしか作れないのが現状です」

 減反政策で大麦の栽培を一部導入。高齢化などで生産者も減少し、コメの増産は簡単にはできないと言います。その上で…。

 アグリサポート高島・大森重俊さん
「我々も生産資材の高騰、燃料の高騰、人件費の高騰などがあるので、適正な価格形成をしてもらいたい」

▼読売テレビ報道局のSNS
TikTok https://ift.tt/2lZIXwc
X(旧Twitter)https://twitter.com/news_ytv

▼かんさい情報ネットten.
Facebook https://ift.tt/Sef2P1N
Instagram https://ift.tt/5NZzEnQ
X(旧Twitter)https://twitter.com/ytvnewsten
webサイト https://ift.tt/f4jbDuv

▼読売テレビニュース
https://ift.tt/ScPmkNi

▼情報ライブ ミヤネ屋
https://ift.tt/nETCHZs

▼ニュースジグザグ
X(旧Twitter)https://x.com/ytvzigzag 
webサイト https://ift.tt/tx1rBif

▼す・またん!
HP:https://ift.tt/d3wvAx1
X(Twitter):@sumatanent

Instagram:@sumatanentame
https://ift.tt/ZCtuzSI
TikTok:@sumatantiktok
https://ift.tt/W589Hcq

▼情報提供はこちら「投稿ボックス」
https://ift.tt/HcqSbuy

読売テレビニュースカテゴリの最新記事