インド・ブルネイのパビリオンついにオープン 月面探査機レプリカや「海の底の石」の展示で文化を体感
大阪・関西万博では、開幕19日目にしてようやくインドとブルネイの2か国がオープンしました。ついにベールがはがされたその内部は。
開幕19日目!万博会場のイギリス館に現れたのは…。
石川千智 記者
「英国パビリオンにパディントンがやってきました~。とてもかわいらしいです~」
イギリスの国民的キャラクター「くまのパディントン」です。パディントンは2022年に亡くなったエリザベス女王とも深い関係が。
パディントン
「お招きいただきありがとうございます。マーマレードサンドイッチいかがですか?非常用に持ち歩いているんです」
エリザベス女王(当時)
「私もです。ここに入れています」
亡くなる3か月前に行われた女王の即位70年を記念した行事で共演していたんです。
きょう会場では、来場者らと触れ合うなど愛きょうを振りまいていました。
「かわいかった」
(Q:写真撮れてどうだった?)
「うれしかった」
さらにお昼前には…。突如、東南アジアのブルネイパビリオンがオープン。大型スクリーンで現地の景色や文化を楽しむことができます。
来場者
「ブルネイという国自体がよく分からなくて、アジアなのか中東なのか分からなくて。ちょっとその辺を確認しようと思った」
そして…ナマステ!注目の的となっていたあの国も…。
古瀬朱理 記者
「待ちに待ったインドパビリオンがついにオープンしました。待ちわびたお客さんが中に入って行きます」
人口世界一の国が展示するのは…「月の石」「火星の石」に続き、インドは「海の底の石」。インド洋は鉱物資源が豊富で、中でも採掘が難しいとされる水晶や宝石などが展示されています。さらに、男の子が食い入るように見つめる先には…
「興奮しています。もうめっちゃ興奮して興奮して。待ちきれなくなっていましたから」
「ようやくかと思って。でも開いて良かったと思った。入れたことがすごくうれしい」
ただ、開館から2時間後には…。
「整理券売り切れてしまいましたので、本日の入場終了となります」
初日から大人気!多くの人が待ち望んでいたインド館の全貌を中継でお伝えします!
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(取材・報告=古瀬朱理記者)
私は今インドパビリオンの中にいるんですが、まず見ていただきたいのがこちらです。サリーというインドの民族衣装がずらっと展示されていて、インドの楽器や帽子などを実際に触って体験することもできます。さらに大きな伝統的な絨毯も展示されていて、迫力がありますよね。
こちらの巨大なスクリーンでは、インドを紹介する映像が流れています。インドの文化や歴史を学べる展示がたくさんあるのですが、今回の目玉は、インドの宇宙技術をテーマにしていて、多くの方が釘付けになっている方もいますが、月の南極へ着陸に成功した月面探査機の実寸大のレプリカが展示されているということです。
月面着陸に成功したのは、旧ソ連、アメリカ、中国に続いてインドが4か国目で、月の南極に着陸したのは世界初の快挙だということなんです。
これまでインドのパビリオンは建設の遅れが指摘されていて、開幕前からパビリオン関係者に話を聞いていました。早くオープンしたかったが、予定のスケジュールよりも展示の準備がなかなかうまくいかなかったようで、ようやくオープンすることができたと話をしていました。
ついにオープンできたインドパビリオンですが、まだまだ予定しているイベントがあります。こちらの扉の奥では今後、ヨガ教室を毎日実施する予定だということなんです。
その他にも、建物の横には飲食店が4店舗ほど設置されるということで、そちらではインドのカレーやナンなど、インド料理を楽しむことができるということです。
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(中谷しのぶキャスター)
2時間で前売り券が配布終了となってしまったということで、行きたいという方も多くいらっしゃると思いますが、1点注意していただきたいのがこちらです。
実は、インド館なんですけれども、インドの前にあるこちらの名前は「バーラト」という名前になっていて、「インド」とは書かれていないんですね。
「バーラト」とは何かといいますと、実はインドというのは植民地時代にイギリスが使用した名称で広く知られていますが、一方の「バーラト」は、インド憲法で規定されているもう一つの名称で、国内で使用されている国名だということなんです。
この「バーラト」が注目されたのが、2023年にインドで開かれた「G20」です。モディ首相が「バーラト」というプレートを掲げて、広めたいんだと話したことで注目されました。インド館を探される際は「バーラト」を目指してぜひ行ってください。
そしてメインの展示は、こちら「チャンドラヤーン3号」です。2023年8月、月の南極へ世界で初めて着陸に成功しました。他にもアメリカ館では「月の石」、中国館は「月の裏側の砂」を展示しています。世界で宇宙開発の競争が激しくなっているのを実感します。
あとオープンしたのがこちら「ブルネイ」です。こうした構造物や、映像の撮影に時間がかかったり、工事設置に時間がかかったということでオープンが遅れてしまっていたんですが、ようやくきょう、オープンすることができたということです。
まだなのがこの2か国、「ネパール」と「アンゴラ」です。それぞれ事情は違うんですけども、万博は進化し続けますね。
(横須賀ゆきの 解説委員)
こうやって紹介するたびにちょっと待望の気持ちがあって早くオープンしてほしいなと思いますし、万博の中で世界旅行している気分になるんですね。歩いてるだけで楽しいんですよね。ぜひ行って味わうってことで、すごく世界が近くに感じられます。あと、それぞれの館の人たちが話しかけてくれるんですよね。積極的に交流するんですよね。そこも万博の要素なのかなと改めて思いますね。
万博は半年間ありますが、まだ1か月しか経っていないので、まだの方は、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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