【チェルノブイリ原発】電力停止 IAEA「安全性に重大な影響ない」ウクライナ情勢
ロシア軍が占拠しているウクライナ北部のチェルノブイリ原発で9日、電力の供給が停止しました。IAEA(=国際原子力機関)は使用済み核燃料を冷やすための十分な冷却水が残っていて、安全面で重大な影響はないとしています。
ウクライナの原子力発電所を運営する「エネルゴアトム」は9日、チェルノブイリ原発で電力の供給が停止したと発表しました。
ロシア軍が占拠し戦闘が続いているため電力を回復する作業ができず、この状態が続くと、貯蔵している使用済み核燃料を冷却できなくなり、放射性物質が外部に放出される恐れがあると警告しています。
一方、IAEA(=国際原子力機関)は、ウクライナ側から状況の報告を受けたとした上で、電力の供給がなくても使用済み核燃料を冷やす十分な冷却水があるため、安全性に重大な影響を与えるものではないとの見解を示しています。
ウクライナのクレバ外相は国際社会に対し、設備を修理するため、ロシア側に至急停戦を求めるよう呼びかけています。
(2022年3月10日放送「Oha!4」より)
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