「彼の人生はピタッと止まっている」義理の娘死亡…逆転無罪の父親の弁護団、検察に上告断念を申入れ
義理の娘を死なせた罪などに問われ、二審で逆転無罪となった父親の弁護団が、検察に上告しないよう申し入れました。
3日、大阪高検を訪れ、上告しないよう申し入れたのは、今西貴大さん（35）の弁護団です。
今西さんは2017年、義理の娘・希愛ちゃん（当時2）に暴行を加え、死亡させた罪などに問われ、一審では懲役12年の有罪判決を受けましたが、11月28日、大阪高裁が逆転で無罪を言い渡しました。
弁護団は「憲法違反など上告する理由はない」としています。
今西さんの主任弁護人・川崎拓也弁護士
「6年間に及んで被疑者・被告の立場に置かれている。彼の人生はピタッと止まっている。上告して、歩みを止めたままになってしまうのは正義に反する」
一方、大阪高検は「判決内容を精査した上で適切に対応したい」としています。
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