芦屋市長の画像使用し稲村氏に投票を呼び掛けか 投開票日に不適切投稿の芦屋市議への問責決議案を可決

芦屋市長の画像使用し稲村氏に投票を呼び掛けか 投開票日に不適切投稿の芦屋市議への問責決議案を可決

芦屋市長の画像使用し稲村氏に投票を呼び掛けか 投開票日に不適切投稿の芦屋市議への問責決議案を可決

 兵庫県知事選の投開票日に、芦屋市長が稲村和美氏への投票を呼び掛けているかのような内容をSNS上に投稿したなどとして、市議会が市議への問責決議案を可決していたことが分かりました。

 切通大雅 記者
 「読売テレビですが、問責決議案について…」

 芦屋市・孝岡知子市議
 「・・・・・・・・・・・」

 記者の問いかけに答えることなく、委員会室に入っていった芦屋市の孝岡知子議員。市議会は、11月29日、孝岡議員に対する問責決議案を全会一致で可決しました。

 決議などによると、孝岡市議は選挙運動が禁止されている兵庫県知事選の投開票当日に、SNS上に芦屋市の高島崚輔市長が前尼崎市長の稲村和美氏への投票を呼びかけているかのような内容を投稿。

 さらに、斎藤元彦氏への中傷ととられかねないものも…。

 (孝岡市議の投稿)
「悪事の限りを尽くして首になった知事が、卑怯な手を使って、また知事になろうとしています」

 この動画はSNSで拡散されていたものを引用して投稿したものだといい、すでに孝岡市議のSNSからは削除されています。

 決議では、市議の倫理などを定めた条例に違反したとし、「議員としての責務を深く認識し、猛省すべき」と勧告。高島市長は「到底看過できるものではない」として、SNSの情報発信には十分留意するよう求める申し入れ書を議長あてに提出しました。

 孝岡市議は自身のホームページ上で、市長や有権者に対し謝罪。動画を投稿した理由について…。

 孝岡市議(HPより)
「高島市長はどなたの応援も表明されておらず、中立の立場を取られていたにもかかわらず、『斎藤候補を応援している』『稲村候補とは不仲である』といった事実とは異なる印象操作が拡散され始めていました。最終的には冷静で公正な判断をしていただきたいという思いが根底にありました」

 市の議会事務局や選挙管理員会には、投開票日の当日、約50件の苦情が寄せられたということです。

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