【兵庫県知事選】「オール兵庫で県政を前に進める」斎藤元彦氏が兵庫知事選『勝利宣言』会場は斎藤コールに沸く「SNSの支援の広がり、プラスの部分感じた」
過去最多7人が出馬した兵庫県知事選挙は17日に投開票が行われ、前知事の斎藤元彦氏が神戸市中央区の選挙事務所で“勝利宣言”しました。斎藤氏は県の元幹部職員が告発した“パワハラ”などの疑惑をめぐり、県議会の不信任決議を受けて、9月に失職し、無所蔵での出直し選挙に挑んでいました。
■斎藤氏「まさに県民一人一人の勝利」「様々な批判も謙虚に受け止め」
17日午後9時40分すぎ、神戸・元町商店街の事務所前に多くの人が集まる中、斎藤氏が姿を見せると、『斎藤コール』沸き起こりました。
マイクをもった斎藤氏は「まずは多くの皆様にご支援いただき心から御礼申し上げます。改めて、文書問題で県民の皆様に県政への不安を与えたことは大変申し訳なく思います。選挙戦で感じたのは、もっと改革をして県政を前に進めてほしい、という県民の期待をいただいた。歩みを止めたくないという思いを強く決意した」と述べました。
その上で、「県政運営はこれからが本当に大事。『躍動する兵庫』の実現に向けた歩みはこれからがスタート。様々な批判や指摘も謙虚に受け止めていきたい。県職員との関係の再スタートし、県議会のみなさんと政策をしっかり前に進めていく。首長との信頼関係をもう一度講じていく。あらゆる県民の皆様と『オール兵庫』で県政を前に進めるのが大事だ」と抱負を語りました。
また、SNSで選挙戦が盛り上がったことについて、「もともとコメントが厳しくて好きではなかったが、(支援が)こんなに広がり、SNSのプラスの部分を感じた。県民の一人一人が『何が真実なのか』『どうあるべきか』というのを判断頂いた。まさに県民一人一人の勝利だと思う」と語ると、集まった支援者たちから歓声が上がりました。
■“パワハラ疑惑”などの告発文書をめぐり不信任決議 失職し出直し選挙に
知事選には、前参院議員の清水貴之氏(50)、前尼崎市長の稲村和美氏(52)、前兵庫県知事の斎藤元彦氏(47)、共産の推薦を受ける医師の大沢芳清氏(61)、会社経営の福本繁幸氏(58)、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)、会社経営の木島洋嗣氏(49)の過去最多の7人が立候補しました。
県議会の不信任決議により失職した斎藤前知事に、国会議員・市長経験者ら6人の新人が挑む構図となり、選挙戦は前知事の3年間の県政への評価や、元幹部職員による告発文書問題への対応の是非が主な争点となっていました。
午後7時時点の投票率は31.17%と、前回の2021年の知事選に比べ、約7ポイント上回っています。前日までの期日前投票での投票率は20.96%で、94万4541人がすでに投票を済ませ、前回の2021年の知事選に比べ34万人増え、過去最多となっています。
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