【独自】「嘘バレるの怖い」「彼女を殺して自分も死ぬ」枚方女子大学生殺害 交際相手の男が知人に相談
大阪府枚方市で5月、女子大学生を殺害したとして、 交際相手の男が逮捕された事件。男の知人が取材に応じ、男から「ウソがバレるのが怖い」「別れたくない」などと相談を受けていたことを明らかにしました。
バーで知人の歌う様子を楽しそうに撮影する男。殺人の疑いで逮捕された西光勝容疑者（26）です。
その西光容疑者をよく知る男性が、読売テレビの取材に応じました。
知人男性
「（西光容疑者は）恐らく自分自身も死ぬ。それで逃げるというか、例えば自殺も考えていたと思う」
取材から見えてきたのは、ウソを重ねて、自分自身を追い詰めていく容疑者の姿でした。
西光容疑者は5月16日ごろ、枚方市内のマンションの一室で、交際相手の渡辺華蓮さんを刃物で刺して殺害した疑いがもたれています。
知人によりますと、2人は今年2月ごろから交際。西光容疑者は無職でしたが、大手の会社で働いていると渡辺さんにウソをついていたということです。
知人男性
「よくある男のプライドとかメンツであったり、見栄みたいなものはあったと思う」
そんな西光容疑者の様子に異変が起きたというのは、事件の2か月ほど前でした。
西光容疑者からのメッセージ
「200万円必要で、助けてください」
西光容疑者は、バーなどのいわゆるツケ払いで数百万円の借金をして、困っていると男性に相談。そのうえでこんな言葉を漏らしていました。
西光容疑者
「渡辺さんに借金やウソがバレるのが怖い」
「別れたくない」
「彼女を殺して自分も死ぬ」
男性は思いとどまるよう説得したといいます。
知人男性
「借金のことを彼女に話すとか、周りに対してついてしまった“ウソ”を告白する。そういった告白する勇気を振り絞って頑張ろうとはしていた」
事件が起きる1週間ほど前には、西光容疑者からこんなメッセージも…。
西光容疑者からのメッセージ
「犯罪、死んだりはしないと約束します！」
知人男性
「本当に愛していたと思う。本当に大事にしている。（事件を聞いて）あり得ないと思った」
捜査関係者によると、西光容疑者が確保された際に持っていた手書きメモには、渡辺さんの同意があったうえで殺害したという内容が書いてあったということです。
しかし、渡辺さんの遺体には抵抗した際にできる傷など、50か所以上の刺し傷や切り傷があったことから、警察は、同意を得て殺害したとみせかけようとした可能性があるとみて、犯行の動機を慎重に調べています。
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