「忖度、パワハラ蔓延」消防がコロナワクチン拒否の職員隔離 第三者委が改善求める調査報告書を提出
滋賀県甲賀市の消防本部がコロナワクチンを接種しない職員を廊下に隔離するなどしていた問題で、第三者委員会が15日、報告書をまとめ「上司に忖度したり、パワハラが蔓延したりしていた」と指摘しました。
甲賀広域行政組合消防本部では3年前、30代の女性職員が副反応の経験などから新型コロナワクチンの接種を辞退したところ、「接種拒否者」として廊下脇のスペースに隔離されるなどし、退職に追い込まれました。
経緯を調べていた第三者委員会は、上司に忖度したり、パワハラが蔓延していたりする組織風土に触れたうえで「体制作りが進められなければ、消防本部に未来はない」などと厳しく指摘し、改善を求める調査報告書をこの日、消防本部側に提出しました。消防本部は「真摯に受け止め、新たな組織体制の構築に取り組む」としています。
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