旧統一教会系団体の幹部「ハグした」「推薦確認書に本人がサイン」盛山文科相の選挙支援の詳細語る
旧統一教会の関連団体との関係が指摘される盛山正仁文科相。実際に選挙支援をしたという団体の幹部が読売テレビの取材に応じました。
盛山文科相
「うすうす思い出してきた」（2月7日の国会答弁）
「全然、記憶にございません！」（2月8日の国会答弁）
旧統一教会の関連団体からの選挙支援について連日、迷走答弁を繰り返した盛山文科相。
15日、新たに自民党所属の河南忠和神戸市議が、盛山氏とともに教団側の会合に参加したことを認めました。
自民党 河南忠和 神戸市議
「これは盛山先生の国政報告会で、それに対して地元の市議が呼ばれた。私自身も国政の話を聞きたいというのがあったので参加した。ただそれだけ」
読売テレビが入手した式次第には、他にも長瀬猛 兵庫県議の名前もありました。
当時撮影された写真には、団体から渡された“推薦状”を手にした盛山氏の姿も映っています。
盛山文科相の選挙を支援した旧統一教会関連団体の幹部
「向かって左側が私、右側が常任顧問、真ん中が盛山先生」
こう話すのは盛山大臣の隣で写真に収まる団体の幹部。
3年前、衆院選挙を控えた盛山氏を応援しようと、事務所と日程を調整した上で、国政報告会を開いたと話します。
このとき、団体が盛山氏と交わしたのが推薦確認書。署名欄の横には、「世界平和議員連合に入会する」などと記されていました。
盛山文科相の選挙を支援した旧統一教会関連団体の幹部
「確認書という形でもって提示をして、ご本人に、これでよければ、そこにサインをお願いしますと。もしサインしてくれるならば、しっかり応援しますと」
書類は「本人が同意の上でサインした」といいます。
盛山文科相の選挙を支援した旧統一教会関連団体の幹部
「推薦状を渡したということは、推薦するということ。ご本人のこれからの決意とかそういう内容もお話されるわけで、私たちはそれをしっかりと聞いて、この人をしっかりと応援して国会に送るぞという決意が固まる。特に3人で写真を撮った瞬間、皆さんがこの人をカチッと応援するんだとスイッチが入る」
こうした経緯で、選挙期間の約2週間、延べ20人の団体関係者が1日200軒から300軒に電話をかけ、支援を呼びかけることになったといいます。
そして、この団体幹部は盛山氏の遊説にも駆け付けました。
盛山文科相の選挙を支援した旧統一教会・関連団体幹部
「頑張ってくださいねと、応援してますよということで、あいさつしたんです。そしたら、『いつもお世話になっています』 とハグをしてくださったわけですよね。私としてはびっくりした」
このハグについても「あり得ない、記憶がない」などと述べた盛山氏。
真実を述べているのか…。議員としての資質が問われています。
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