高級リンゴ「サンふじ」 タイに不正輸出しようとした疑い 業者の男ら2人逮捕(2024年1月25日)
国産の高級リンゴ「サンふじ」を輸出するための書類を偽造し、タイに不正輸出しようとしたとして、果物の輸出販売会社で役員を務める男ら2人が逮捕されました。
那須野勲容疑者（57）ら2人はおととし12月、輸出に必要な書類を偽造するなどして、高級リンゴの「サンふじ」180キロをタイに輸出しようとした疑いが持たれています。
警視庁によりますと、海外向けに輸出するには病害虫が付いていないことを証明する書類が必要ですが、2人は国内向けに生産されたリンゴに嘘のラベルを貼るなどして不正輸出していたということです。
リンゴから植物の葉を枯らす恐れがあるダニの一種が見つかり、事件が分かりました。
取り調べに対し、「違法なことをしたつもりはない」などと2人とも容疑を一部否認しています。
警視庁は入手しやすい国内向けのリンゴで出荷のペースを上げ、海外からの受注を伸ばそうとしていたとみて調べています。
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