「無事だった私たちが届けたい」「買って協力できれば」大阪で石川県の物産展 売り上げの一部は寄付
能登半島地震の発生から11日で11日目を迎える中、大阪・梅田の百貨店では石川県の物産展が開かれました。集まった出店者の思いとは。(取材・報告=有吉優海記者)
11日から阪急うめだ本店で行われているのは、石川県の物産展です。39回目となるこのイベントですが、今年は関係者の特別な思いが込められています。
工芸品や食品など、石川県の特産品が集まるこの物産展は毎年1月に開催されていて、1年間準備を進めてきました。
しかしー。
元日に石川県を襲った最大震度7を観測する地震。
甚大な被害が出た中で、出店者も百貨店側も、物産展を予定通り開催するか葛藤したといいます。
九谷焼の窯元 嶋崎美津子さん
「うちは(他より)大丈夫だけど、能登の人らがずっと揺れてるんかなと思うと、来てもいいんやろかと思いつつ、来るとなったからには、毎年会える人に会いに来ないと(関西の人にも)会いに来てほしいと思って」
阪急うめだ本店 橋本裕一さん
「催しを開催してもいいものか悩みました。中止も考えましたけど、皆さんのお声を聞いた中で出店したいという方が大半だったので、開催させていただきました」
7つの店舗が出店を断念し、連絡が取れなくなった店舗もあります。
一方で「無事だった私たちが、石川県の商品を届けたい」と70店舗以上が集まりました。
羽咋(はくい)市から来た、味噌などを売るこちらのお店。地震の影響で製造所の一部が壊れたほか、断水状態が続き予定通り製造できなかった商品もあります。
高澤醸造 高澤理八さん
「この商品も本当においしくて毎年たくさんのお客さんが待っておられる。山積みなのでね。いつもは」
(Q:来年も出店できたら…)
「来年は分かりません。来年のことは言えませんけど、何しろこんなはずじゃなかった。日常生活をするのに手いっぱいですよ」
それでも、大阪で待つお客さんに楽しみながら応援してもらいたいと出店を決めました。
来店者
「少しでも買ってご協力できればと思いまして、今日はいろいろ買い物しようかなと」
物産展は17日まで行われていて、売り上げの3%は石川県に寄付されるということです。
地震で生活もままならない中、なんとか製造できた商品を運んできた店もあり、こうした商品を購入するという小さな一歩こそ、私たちにもできる支援の形なのだと感じます。
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