異例の“起訴取り消し”国賠訴訟 「大川原化工機事件」判決へ(2023年12月27日)

異例の“起訴取り消し”国賠訴訟 「大川原化工機事件」判決へ(2023年12月27日)

異例の“起訴取り消し”国賠訴訟 「大川原化工機事件」判決へ(2023年12月27日)

 違法捜査で逮捕・起訴されたとして機械メーカーの社長らが国と東京都を訴えている裁判の判決が27日午後2時に言い渡されます。

 大川原化工機の社長らは、違法捜査で逮捕・起訴されたとして、国と東京都に対し、5億6000万円余りの損害賠償を求めて裁判を起こしています。

 社長らは2020年、軍事転用が可能な噴霧乾燥機を不正に輸出したとして逮捕・起訴されましたが、その後、東京地検が起訴を取り消しました。

 逮捕された社員の1人、相嶋静夫さん(当時72)は勾留中に胃がんを患い、その後、死亡しました。

相嶋静夫さんの妻
「賠償金いらないから、お墓の前で申し訳なかったと謝ってほしい。謝ってもらわないと、何も改まらない。それだけは強く言いたいです」

 判決はこの後、午後2時に言い渡される予定です。
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