「不記載は派閥指示」安倍派副大臣が暴露 東京地検特捜部が本格捜査へ 政治資金問題【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年12月14日)
自民党安倍派の裏金疑惑に関して、東京地検特捜部は今後、議員本人から直接話を聞くなど本格的な捜査を行うとみられている。こうしたなか、安倍派の副大臣が「収支報告書に記載しなくても良い」という派閥からの指示があったことを明らかにした。
■宮澤防衛副大臣「派閥からの指示だった」
宮澤博行防衛副大臣：「『派閥の方から収支報告書に記載しなくて良い』という指示はございました。大丈夫かな？とは思いました。大丈夫かな？とは思いましたけれども、これで長年やってきてるんだったら適法なのかなと」
安倍派に所属する宮澤防衛副大臣は「収支報告書への不記載は、派閥からの指示だった」と明かした。「直近3年間で140万円のキックバックを不記載にした」という。
宮澤防衛副大臣：「はっきり申し上げます。（派閥から）しゃべるな、しゃべるなって、これですよ。でも、ここに至った限りにおいては、もうしゃべるしかない。そう思って決断したところでございます」「（Q.しゃべるなというのは誰から言われた？総理？派閥の会長？）総理は違いますね。まあ、派閥の方からでございます」「（Q.指示したのは誰？）それは申し上げることはできません」
■岸田総理「信頼回復へ火の玉となる」
国会会期末となった13日、立憲民主党は岸田内閣に対する内閣不信任案を提出した。
立憲民主党 泉健太代表：「岸田内閣は、もはや機能不全ではないでしょうか」
自民党 西銘恒三郎議員：「岸田内閣は困難なかじ取りが求められるなかで、全身全霊で真面目に取り組んでおります。不信任という言葉は全く該当しません」
不信任案は、与党などの反対多数で否決された。こうしたなか、安倍派の萩生田光一政調会長に続いて、高木毅国対委員長が13日、辞任の意向を表明した。
会見で岸田文雄総理大臣は「国民の信頼回復のために火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組んで参ります」と述べた。「信頼回復へ火の玉となる」とした岸田総理は、14日に閣僚などの人事を行う考えも示した。
（「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年12月14日放送分より）
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